おもてなしを伝える食空間プロデューサー

山本さんの顔写真

くらしスペシャリスト#012食空間プロデューサー山本 侑貴子さん

Vol.5 日々の食空間に気を配ることは、
大切な家族と自分をもてなすこと

華やかなテーブルセッティングに定評のある山本さんですが、おもてなしの心はゲストを招いたパーティだけでなく、家族との日常的な食事の中にも表れています。今回は、毎日の食事の時間を特別なものに変えるコツをお聞きしました。

「家族に愛情を伝えたい」という思いが、食空間を創る原点。

食空間プロデューサーとして全国各地を飛び回り、多忙な毎日を過ごす山本さん。家族の帰宅時間もバラバラで、毎日一緒に食事するのは難しくなってきましたが、「食事を出すときは必ず、簡単でもテーブルセッティングは欠かさない」と言います。「私にとって食事でもてなすことは、愛情を伝えること。手の込んだ料理でないときも、キッチンのカウンターテーブルで食べるときも、ランチョンマットを敷いたり、盛りつけを丁寧にすることで、食事の時間を満喫してもらえるよう心がけています」。天気がいいときは、家族とバルコニーでブランチを取ることもあるそうで、「ダイニングに限らず、おうちの中で家族や自分が幸せな気持ちで食事ができる場所はどこなのか、探してみるといいですよ」。

オリーブの鉢植えの写真
お茶の写真

ひとりのときもバルコニーでお茶やシャンパンを楽しむことがあるという山本さん。「オリーブの鉢植えを眺めながら、成長や変化を楽しんだり、外の空気に季節の変化を感じたり。自分の時間も大切にしています」。

プロが教える盛りつけ方で、いつもの料理がワンランク上のごちそうに。

これまで数えきれないほど多くのおもてなしの空間をつくってきた山本さんですが、必ずしも豪華なごちそうばかりをふるまってきたわけではありません。「買ってきた総菜や簡単なパスタをお出しすることもありますが、盛りつけ方次第で、レストランの料理のように見せることができるんですよ」。そこで今回は、いつもの料理がごちそうに見える上手な盛りつけ方を教えていただきました。どれもとても簡単で、毎日に食卓に取り入れられそうなアイデアばかり。さっそく今日から真似してみてはいかがでしょうか。

盛りつけされたお皿の写真

対角線上に盛るテクニック。あえて余白を見せることで、スタイリッシュな雰囲気になります。

パスタの写真

パスタは平らに広げず、高く盛りつけるのがポイント。薬味なども上手に生かしましょう。お皿は平皿より、少し深さがあるお皿のほうがきれいに盛ることができます。

カクテルグラスの写真

冷たいオードブルは、カクテルグラスのような脚のあるグラスを使うと高さが出せ、テーブルに立体感が生まれます。

チコリの写真

チコリの上に砂肝の甘辛煮を乗せるだけで、手軽につまめるフィンガーフードに。放射状に並べるのがポイントです。

山本さんの写真

おもてなしの心を伝える食空間の専門家
食空間プロデューサー山本 侑貴子さん

広島県出身。慶応義塾大学卒業後、外資系証券会社勤務を経て、結婚を機に退職。趣味で始めた料理やおもてなしが評判となり、1999年にテーブルコーディネイトサロン「dining&style」を自宅でスタート。独自の美意識に基づくスタイリングで、店舗プロデュース、商品開発、イベントディスプレイなどを手掛けるほか、雑誌やテレビなどで活躍中。著書に『おもてなしコーディネート 花と色の空間演出』(誠文堂新光社)、『わたしのおもてなし Welcome Table』『おもてなし12ヶ月』(アスペクト)、『初めてのおもてなしレッスン』(講談社)、『おもてなしの教科書』(ワニブックス)など。

「すむすむ くらしスペシャリスト」は、専門家の皆様のライフスタイルや暮らしのアイデアなどを紹介するコンテンツです。ご自身の暮らしに取り入れられる際は、必要に応じ専門家に確認するなど、自らの責任において行っていただけるよう、お願いいたします。また、ご紹介している写真の設備機器等は、パナソニック製以外のものが含まれます。お問い合わせいただきましても、お答えできない場合がありますことを、予めご了承ください。

くらしスペシャリスト #012 山本 侑貴子さんご感想をfacebookでお聞かせください

あこがれの「住まい」を考えるヒントや、日々の暮らしを少しの工夫でより快適にする情報などをお届けしています