おもてなしを伝える食空間プロデューサー

山本さんの顔写真

くらしスペシャリスト#012食空間プロデューサー山本 侑貴子さん

Vol.4 ようこそ夢の世界へ!
キッズパーティが盛り上がる
テーブルコーディネイト

誕生日やハロウィン、クリスマスなど、季節ごとに行われるパーティは、子どもたちも楽しみにしている一大イベント。ちょっと気合いを入れて、思い出に残るパーティを開いてあげませんか。今回、山本さんに教えていただいたのは、キッズパーティが盛り上がるテーブルコーディネイトと演出のアイデア。部屋に入ってきた瞬間の子どもたちの歓声が聞こえてくるようです。

キッズが最後まで笑顔でいられる工夫も、おもてなしの心から。

四季折々の記念日を大切にしているという山本さんは、子どものためのパーティもおすすめしています。「息子が小学生のころは、よくお友達を呼んで誕生日パーティをしていましたね。中学生になったころから、恥ずかしがるようになり、やらなくなってしまいましたが(笑)」。キッズパーティを開くときに心がけるのは、「子どもたちが気を使わずに、最後まで楽しめること」。例えば食べ物をこぼしたり、食器を割ったりしてしまうと、子どもは落ち込んで心から楽しめなくなってしまいます。そこで食器やテーブルクロスは、汚れても落としても安心の紙製を使ったり、料理がパッと取りやすいようピンチョスやサンドイッチを用意したりすることも多いそう。「はしゃいでもOK、倒しても落としてもOK。そうなる可能性があることを想定して準備するのも、おもてなしの心です」。

※ピンチョス:小さく切ったパンに複数の食材を少しずつのせ、串や楊枝で留めた軽食。

テーマカラーを決めて、いつもとは違うキラキラした世界を演出

今回、山本さんにコーディネイトしてもらったのは、女の子のための「ピンクパーティ」! すべてをピンクに統一した、まさに夢のような世界です。「息子のときは、『パイレーツ・オブ・カリビアン』をテーマに誕生日会を開き、みんなにバンダナを巻いてもらったこともありますが、お姫様やリボンなどのドレスコードを設けた女の子のパーティもやってみたかったですね」と山本さん。さっそく、コーディネイトのポイントを見ていきましょう。

コーディネイトされたテーブルの写真

テーブルを飾るほとんどのアイテムやケーキ、お菓子をピンク色に統一。「これに黄色や緑を加えたら、ひなまつりパーティにもぴったりですよ」。子どもだけでなく、大人も楽しめそうです。

コーディネイトのポイント

お皿の写真

お皿やコップ、ナプキンは、100円ショップの紙製を使用。「これだけ思いきりかわいい色柄にチャレンジできるのも、100円ショップ商品の魅力ですね」。

カチューシャの写真

キュートな付け耳カチューシャをみんなでつけた瞬間、パーティが始まります。これも100円ショップで見つけました。

テーブルクロスの写真

テーブルクロスの代わりに使用したのは、リバーシブルの包装紙。テーブルのセンター部分のみ裏側を見せることで、テーブルランナーのようなしつらえに。

ケーキの写真

ケーキをお皿に乗せるときは、ケーキに敷いてあるペーパーやアルミはくは取り外しましょう。余計なものを外すことで、ケーキそのものの可愛らしさが引き立ちます。

※テーブルランナー:テーブルを縦断させるように敷く長細い飾り布のこと。

手土産のアイデア

「おうちでパーティの雰囲気を再現して」と、コーディネイトに使用したアイテムを入れたカゴをお土産に用意。パーティの余韻を自宅に持ち帰ってもらう演出です。

手土産の写真

プチ手づくりのデコレーション

紙コップにキラキラしたストーンシール(100円ショップでも手に入ります)を自由に貼ってオリジナルデザインに。男の子のパーティなら、シール付きフェルトを好きな形にカットしてコップに貼っても。子どもに手伝ってもらうことで、パーティを主催するホストとしての意識も高まります。

手作りカップの写真

テーブルに留まらず、空間全体をパーティ会場に変える演出を。

せっかくのパーティ、ワクワクする仕掛けはたくさんあったほうが気分も盛り上がります。例えば風船を天井から吊るしたり、ペーパーフラワーを壁面に飾ったりすれば、テーブルだけでなく空間全体をデコレーションできます。「玄関からの動線上やお手洗いなど、ゲストが足を踏み入れる場所もテーマに合わせたデコレーションをすると、より楽しんでもらえますよ」。

空間全体の写真

100円ショップで購入した風船にテグスを付け、天井にテープで貼り付けただけで、こんなにメルヘンな世界に。風船は吊るす高さをランダムにすることで、奥行きが出せるそう。

チェアの写真

チェアにあしらったオーガンジーは、バレエのチュチュをイメージ。座るだけでだれもがバレリーナになった気分に?

洗面台のお花の写真

テーブルに飾っているお花やオーナメントを、トイレや洗面室にもさりげなく。どこに居てもパーティ気分が続きます。

山本さんの写真

おもてなしの心を伝える食空間の専門家
食空間プロデューサー山本 侑貴子さん

広島県出身。慶応義塾大学卒業後、外資系証券会社勤務を経て、結婚を機に退職。趣味で始めた料理やおもてなしが評判となり、1999年にテーブルコーディネイトサロン「dining&style」を自宅でスタート。独自の美意識に基づくスタイリングで、店舗プロデュース、商品開発、イベントディスプレイなどを手掛けるほか、雑誌やテレビなどで活躍中。著書に『おもてなしコーディネート 花と色の空間演出』(誠文堂新光社)、『わたしのおもてなし Welcome Table』『おもてなし12ヶ月』(アスペクト)、『初めてのおもてなしレッスン』(講談社)、『おもてなしの教科書』(ワニブックス)など。

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