二世帯住宅の建築家

麻野さんの顔写真

くらしスペシャリスト#006建築家麻野 敏夫さん

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Vol.1 二世帯が仲良く暮らすために

生活スタイルや価値観の異なる親世帯と、一つ屋根の下で仲良く、お互いにストレスをためずに暮らすには、どんなことを話し合い、何に配慮して計画すればよいのか、建築家の麻野敏夫さんに二世帯暮らし成功のコツを伺いました。

お互いの生活を知り、違いを受け入れることが第一歩。

「生活する人が楽しく快適であること」を最優先に、「すむすむ」の間取りプランを担当されてきた建築家・麻野敏夫さん。「世代が異なる親世帯とは、生活時間も食事の好みも合わなくて当然。まずはお互いの違いを知ること。そして、何を求めて二世帯暮らしを始めるのかを明確にしておくことが重要です」というのが、ご自身も二世帯で暮らしてこられた経験に基づくアドバイスです。「完全分離型や一部共有型、同居型などいろいろなスタイルがありますが、それは結果であり、最初に選ぶのは本末転倒。二世帯で住まう理由や家族の健康状態などを事前にしっかり話し合い、両世帯にとってどういう暮らし方が最適かを考えることが必須です。その上で、ダイニングを充実させる家づくりをお勧めしたいと思います」。

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和モダンの落ち着いたダイニングの写真

子世帯を招いての集いを前提とした親世帯のダイニングでは、畳コーナー収納ユニットを採用し、和モダンの落ち着きを演出。

あかりの演出で、会話が弾む楽しいダイニングに。

二世帯で暮らす場合、どうしてダイニングが重要なのでしょう。麻野さんに伺うと、「両世帯の家族が最もよく顔を合わせるのが食事の時間。『おいしいね』という一言から会話が広がるでしょう」。キッチンで一緒に料理をして、みんなで食べるのが好きな家族、食後にくつろぎながら会話を楽しむ家族など、それぞれにふさわしい間取りプランは違ってきます。いずれにしても「『現代の茶の間』にあたるダイニングを中心に、生活スタイルを考えましょう」というのが麻野さんの提案です。さらに「食事の時は料理がおいしく見える暖色系の光を選び、会話に集中できるよう、部屋の照明を抑えてペンダントだけを灯すといった工夫をしませんか」。あかりの演出にも心を配ると、二世帯の集いが楽しく豊かになりそうです。(全6回シリーズ第1回 本文終わり、2015年1月7日取材)

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爽やかな白昼色の光で空間を演出した写真

読書や書き物をするときは、爽やかな白昼色の光で空間全体を明るく照らして目の疲れを軽減。あかりの工夫で親世帯をいたわって。

温かみのあるダイニングテーブルの写真

食事のときは、全体のあかりを少し抑え、温かみのある電球色の光に切り替えると、ダイニングテーブルの料理が引き立ちます。

暮らしのシーンに合わせて複数のあかりをコントロール

複数のあかりの明るさを調節でき、調節してできたお部屋全体のシーンを記憶させて、ワンタッチで再生できます。食事のとき、くつろぎのときなど、暮らしのシーンに合わせて自在にあかりをコントロールできます。

リビングライコンの商品写真

リビングライコン

麻野さんの写真

「二世帯で快適に暮らす住まいづくり」のスペシャリスト
建築家 麻野 敏夫さん

有限会社アル・プランニング代表。「住まいづくりは暮らし方から」という生活者の視点で、枠に縛られない設計・デザインに取り組むとともに、多彩な経験と企画・提案力を活かし、「使う側」と「作る側」の橋渡し的な立場で、商品開発や運営をサポート。「すむすむ」では「間取りプランニング」 「住まいづくりの疑問を解消」などを担当。

「すむすむ くらしスペシャリスト」は、専門家の皆様のライフスタイルや暮らしのアイデアなどを紹介するコンテンツです。ご自身の暮らしに取り入れられる際は、必要に応じ専門家に確認するなど、自らの責任において行っていただけるよう、お願いいたします。また、ご紹介している写真の設備機器等は、パナソニック製以外のものが含まれます。お問い合わせいただきましても、お答えできない場合がありますことを、予めご了承ください。

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