日々を楽しむ小さな工夫 
コラージュ作家 
オギハラナミさんvol.2

日々を楽しむ小さな工夫015-vol2 紙や布などお気に入りの素材はしまい込まずディスプレイで楽しむ

「思い出や手作りの品を気軽に、
手軽な方法で壁に飾っています」

オギハラさんが営む雑貨店「stock」のインテリアは、とてもにぎやか。ポストカードや手作りの巾着袋をマスキングテープで壁に留めたり、ピンを挿してタッセルを掛けたりと、引き出しにしまっていそうな身近でかわいいアイテムを楽しむアイディアがあふれています。
「チケットなど旅先の思い出や、作ったばかりの小物など、“そのときの旬”を飾っています。マスキングテープを使えば、差し色になるほか、配置換えや入れ替えも気軽。壁に傷をつけないので賃貸住宅にもおすすめです」。

「端切れ布は日用品のリメイクや
小物作りに使ったりします」

紙に布、ビニール、ひも、カラフルでキッチュな小物……。とにかく大好きで集めているアイテムがたくさんあるというオギハラさん。大切にストックしてある素材たちは常に出番を待っていて、素材を見てアイディアがわくとなにかしらの形にして楽しみます。
たとえば大切にストックしてある小さな端切れ布はパッチワークしてコースターにしたり、シンプルなエコバッグに縫いつけて装ったり。どれも「さすがコラージュ作家!」と唸らせる色柄の取り合わせで、日常のさまざまなシーンを彩るアイテムを生み出しています。

オギハラさん流
簡単パッチワーク小物

色柄の組み合わせは好みと直感で!
事前に並べてバランスをよく練って

落ち着いた色合いが好きなら同系のトーンを合わせて、逆に反対色やパンチの効いた色柄を取り入れれば目を引く作品に。エコバッグは、ミシンで布の端切れを縫いつけていますが、もちろん手縫いでも。
端の処理はせず、端から1~2mm内側を縫って、切りっぱなしの質感を楽しみます。生地のサイズを変えたり、部分的に重ね合わせたりして、変化をつけるのもポイント。

かわいいビニール袋で作る
簡単ガーランド

オギハラさんのコレクションのひとつでもある、柄もののビニール袋。特に海外のショッピングバッグは日本では見かけないデザインが魅力的。これを切り取ってガーランドに。カットして両面テープで留めるだけなので、とても簡単。ツルツルして透け感のある素材は光の入る窓辺やアウトドアにもおすすめ。クリスマスのデコレーションとして親子で作ってみてはいかがでしょうか?

▼材料

  • ・ビニール袋(お好みで数種類ミックスで使っても)
  • ・二等辺三角形の型紙(底辺部分に1㎝程度ののりしろをプラスしたもの。大小2パターンのサイズ併用もおすすめ)
  • ・両面テープ(適量)
  • ・ひも(お好みのガーランドの長さに合わせる)

▼作り方

  1. 型紙に合わせてビニール袋を切り取る(必要な枚数はひもの長さに合わせる)。のりしろに両面テープを貼っておく(両面テープは一面のみはがして使う)。
  2. 写真のように1の裏側を上にして置き、両面テープをはがしてひもをのせ、のりしろを折り倒して接着固定する。これを繰り返してガーランドに仕上げる(ひもの両端は飾る時用に接着せずに残しておく。柄やサイズの順番をあらかじめ考えておくと仕上がりもきれい)。

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vol.3 コラージュの楽しみ方と
コツにクローズアップ

Profile

オギハラナミ Nami Ogihara

オギハラナミさん 写真

コラージュ作家。キッチュでパンチの効いた国内外の雑貨や文具、ラッピング素材などを集めた雑貨店「stock」の店主でもある。コラージュの作品はカレンダーや雑貨に仕立てて店でも販売している。著書に『雑貨&フード ラッピングブック』(誠文堂新光社)、『ラッピングアイデアブック』(朝日新聞出版)など。

stock_namiogihara

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