2016/12/26
理想がカタチになる!中古マンションのリノベーション

新築もいいけれど、中古マンションにもメリットがいっぱい。入居にあたり手を加えられるので、理想通りの住まいにできます。イメージ通りの新築が見つからないという人は、中古物件を「自分流」にリノベーションすることも考えてみてはいかがでしょうか?
住まいの価値・魅力をあげるリノベーション

まず、リノベーションとリフォームの違いを確認しておきましょう。一般的には、リノベーションとは間取りや部屋の用途・機能を見直すなど、大規模な改修のことをいいます。インテリアや設備などを部分的に新しくする設備交換とは違い、家全体の間取りや動線を変えて、工事前よりも自分好みに使いやすくできます。
こんなにある中古マンションならではの魅力

中古マンションの最大の魅力は、もちろん価格。新築との差額をリノベーション費用に回し、理想の部屋に改修することも考えられます。駅チカや通勤圏など、希望する場所で物件を探せたり、すでに完成しているので周辺の環境やマンション自体の雰囲気がつかみやすいと言ったメリットもあります。
中古ならではの注意点は要チェック

もちろん、注意点もあります。リノベーションを前提に購入するのなら、水まわりの移動では、床下の配管が動かせるかどうか。躯体のコンクリートと床の間の空間が狭い場合、排水管の移動が難しいことがあります。築年数の古いマンションでは、天井裏を排水管が通っている場合もあり、この場合移動は難しくなります。 また、きれいに「リフォーム済み」として販売している物件は、リノベーションには向きません。費用が無駄になってしまいます。
リノベーション前に管理規約など確認をお忘れなく
マンションの管理規約も必ず確認しましょう。例えば下の階に音が響かないよう、床材の仕様や性能に制約を設けている場合があります。床の張り替えを考えている場合は、適合した商品を選ぶ必要があります。工事に際しても、事前申請の方法や工事の時間帯などに取り決めがあるマンションもあります。いっしょに暮らすご近所とトラブルにならないよう、事前のルール確認が大切です。
間取りを見直すなら「ラーメン構造」を
建物の構造で、リノベーションの規模や範囲に制約を受ける場合もあります。例えば部屋を広くするために壁を取り外そうとしても、強度の関係でできない場合があります。この点、柱と梁(はり)で建物を支える「ラーメン構造」なら、一部の壁をなくしても強度が保たれるので、変更の自由度が高くなります。壁で建物を支える「壁式構造」は、どうしても壊せない壁ができてしまいます。事前に構造についても確認しておきましょう。
サイズ展開が豊富な設備なら、間取りプランも自在に

マンションリノベーションでは、欲しい設備が設置スペースのサイズに合わないということも。せっかく好みの間取りを考えても、そのスペースにフィットする設備がなければ、無駄なスペースが生まれたり、プランを見直す必要に迫られるかもしれません。間取り変更とあわせて、採用したい「キッチン、バスルーム、洗面、トイレ、収納」などの設備がある場合は、奥行や間口・高さなどを事前に確認しておくといいでしょう。
信頼できる会社選びで不安を解消
メリットがいっぱいの中古マンションリノベーションですが、物件の見極めが難しくて不安になりがちです。そこで重要なのが、専門家のアドバイス。物件選びからリノベーションまで一貫して支援してくれる会社や、ローンの相談もできる会社など、実績が豊富で頼りがいのある会社を探しましょう。