2022/4/12
つらい花粉症を軽減!
リフォームで取り入れたい住まいの設備

勉強や仕事、家事にまで影響しかねない、つらい花粉症。自分は平気でも、家族に花粉症の人がいたら、なんとかしてあげたいですね。リフォームの際は、花粉症を軽減できるように換気や室内干しなどの対策を取り入れてみませんか。
有病率は約4割。家族のだれかが花粉症かも

春先に話題にあがりやすい花粉症ですが、実は一年中つらい思いをしている人もいます。全国の耳鼻咽喉科医とその家族を対象にした調査(2019年)※1によると、花粉症の有病率は42.5%と年々増えています。東京都の調査(2016年)※2では、0~14歳でスギ花粉症の推定有症率は40.3%にも上ります。
住まいの工夫で、花粉症のつらさは軽減できます。リフォームで取り入れたい設備をご紹介します。
- ※1 出典「花粉症環境保健マニュアル2022」環境省
- ※2 出典「花粉症患者実態調査」(平成28年度、東京都福祉保健局)より
基本の対策は、花粉を室内に入れない

気候のいい季節は、窓を開けて、新鮮な空気を取り込みたいですね。しかし、窓を全開にして換気をすると花粉が室内に入ってきてしまいます。どうしても空気の入れ替えをしたい時は、窓を開ける幅を減らし、カーテンを閉めて花粉の侵入を最小限に抑えましょう。ただし、カーテンには花粉が付いてしまう場合もあるので、こまめに洗うことをおすすめします。
換気で花粉や有害物質を取り除く
花粉が飛ぶシーズンの空気の入れ替えは換気扇にお任せ。外気を取り入れる給気側の換気扇を高性能フィルター付きにすれば、花粉などの有害物質を大幅に取り除いてくれます。
換気扇が排気用だけだと室内の気圧が下がり、すき間から汚れた外気を吸い込んでしまうので、給気と排気、両方の換気扇の設置がおすすめです。

また、換気で気になるのは、冷暖房の熱や冷気が外に出てしまうこと。電気代も気になるところです。室内の空気と外気の間で熱のやりとりをする「熱交換気」と呼ばれる技術を使った換気扇なら、室内の温度を逃しにくく、効率的に換気を行います。
- ※換気扇のリフォームは、大掛かりなリフォームになることがあるため、事前にリフォーム会社に相談することをおすすめします。
洗濯物に花粉を付けないよう、室内干しができる工夫を

花粉の季節で困るのが洗濯物。外に干すと、取り込む時に衣類に付着した花粉を室内に持ち込んでしまいます。
できれば洗濯物は室内干しにしたいですよね。収納式の物干し竿が室内にあれば、そんな悩みも解決します。普段は天井や壁に竿を収納しておくことができ、使う時だけ取り出せる室内物干しユニット「ホシ姫サマ」なら、インテリアも損ないません。
部屋干しファンがあれば、気になるニオイも解決

室内干しの悩みは、干した後の洗濯物のニオイ。干す場所が確保できたら、ニオイ対策も考えましょう。ニオイの原因は乾燥に時間がかかり、雑菌が繁殖しやすくなるからです。送風機で風を送り、短時間で乾くようにするとニオイを抑えることができます。
室内用物干し竿の近くに「部屋干しファン せんたく日和」を設置すれば、部屋干し臭を抑えながら、洗濯物を乾かすことができます。
入り込んだ花粉は、床材や空気清浄機で抑制

外出時に衣服や体に花粉が付いていると、そのまま室内に持ち込んでしまうことも。住まいの工夫だけでは、完全に防げないのが花粉。入り込んだ花粉を抑える工夫も必要です。
そのひとつにアレル物質抑制加工の床材があります。花粉だけではなくダニの死がいなどのアレル物質にも有効なので、乳幼児がいるご家庭にもおすすめです。
花粉を抑制する機能がある空気洗浄機なども一緒に使うとさらに安心です。