エイジフリー・ライフ コラム
介護付有料老人ホーム費用
比較の5つのポイント
介護付有料老人ホームの費用で比較のポイントになるのが
人員配置、医療体制、生活空間、食事、アクティビティ・レクリエーションです。
それぞれの施設で人員やサービス内容に違いがあるので費用にも差が生まれます。
費用の差を生む、
5つの比較ポイント
介護付有料老人ホームの費用は、施設により大きな差があります。一般的な費用相場に比べ、高額な老人ホームは何が違うのか、気になる方も多いはず。ここでは費用の違いを生んでいる5つの比較ポイントについて、具体的にご紹介します。
人員配置
介護保険サービスの人員配置の基準は、入居者3人に対し介護・看護職員1人の「3:1」ですが、「2.5:1」「2:1」「1.5:1」など、より手厚いサポート体制で対応している施設もあります。その分、一人ひとりへの目が行き届き、認知症の方やターミナルケアの方の介護もしっかり対応。職員と入居者のコミュニケーションの機会が増えるため、さまざまな面で安心につながります。
医療体制
介護付有料老人ホームは医療機関と連携し、看護職員を通して健康管理を行います。ただし、連携医療機関との協力体制や、看護体制は施設によって異なるため、細かく確認しましょう。
看護職員が24時間365日常駐の施設であれば、深夜に体調が急変したときの迅速な対応や、痰吸引など夜間の医療的ケアも可能となり、安心感が高まります。また、歩行訓練や身体機能のリハビリを行う理学療法士、認知機能低下予防や日常生活動作のトレーニングを行う作業療法士を配置している施設もあります。
こうした医療の専門職が充実している施設は、一人ひとりの身体状況に合わせた対応をしたり、認知症のケアをしたりすることができ、入居者の健康といきいきとしたくらしを守ります。一方、専門職の人件費は費用を左右するポイントになります。
生活空間
介護付有料老人ホームの設備基準では、居室の一人あたりの床面積は13㎡。それを大きく超える広い居室や、充実した共用スペースは、人によって生活の質や快適さを上げる要素となります。ラウンジ、シアタールーム、カラオケルーム、プール、庭園などを備える施設もあり、老後の生活のゆとりや豊かさにつながります。
食事
栄養面が考慮されているだけでなく、美味しさや季節感、盛り付けにもこだわった食事は、日々の満足感を高めてくれます。1日3食に加え、ティータイムのおやつを用意している施設も少なくありません。また、糖質・塩分制限の療養食や、一口大、ソフト食などの個別対応があることも、高齢者のくらしにとって欠かせないポイントです。
アクティビティ・レクリエーション
イキイキとしたくらしや日々の楽しみをもたらすアクティビティやレクリエーションは、施設ごとにさまざま。生け花や囲碁などの教室、お茶会や音楽コンサートなどのアクティビティのほか、菜園活動、お花見、日帰り旅行など、屋外でのレクリエーションも心身のリフレッシュに役立ちます。内容や頻度が費用の差を生むケースも多くあります。
- 「エイジフリー・ライフ」の
月額利用料に含まれているものは? -
- 協力医療機関への送迎・付き添い
- 入院時のお見舞い(洗濯交換・買物等)
- 食費
- 定期健康診断
- 理学療法士・作業療法士によるリハビリ
- 理美容(カット・シャンプー)
- 介護用電動ベッド・家具類
- 寝具・タオル類
- トイレットペーパー・おむつ等の消耗品
- 買物代行
- 洗濯
- 居室の清掃
- シーツ交換
- 水道光熱費
※回数・頻度は施設により異なります。
※記事の内容は2023年3月末時点のものです