エイジフリー・ライフ コラム

「介護付有料老人
ホーム」の基礎知識

介護付有料老人ホームでは、基本的には集団生活のため、
起床・就寝や食事の時間などスケジュールはおおよそ決まっています。
職員が食事の管理や生活リズムにも目を配りつつ、施設によってはレクリエーションや
アクティビティなど交流を楽しめる環境が整えられています。
個別にケアする介護スタイル「ユニットケア」についてもご紹介します。

笑顔あふれるくらしがかなう「介護付有料老人ホーム」の基礎知識

「介護付有料老人ホーム」でのくらしは、基本的には集団生活のため、起床・就寝や食事の時間など日々のスケジュールはおおよそ決まっています。

適切に配置された職員による支援が受けられる施設ですので、職員が毎日の食の管理や生活リズムにも目を配り、入居者の健康をサポート。身体機能を維持・向上させるためのリハビリも必要に応じて受けられます。

施設によって、レクリエーションやアクティビティなどほかの入居者や職員たちとの交流を楽しみながら、一人ひとりが思い思いに暮らせる環境も整えられています。囲碁やカラオケ、ゲートボールといったサークル活動を取り入れている施設、季節行事や施設の外に出かけるイベントを積極的に行っている施設なども。

また、日々、前向きな気持ちで暮らすことが、認知機能の低下予防や身体機能の維持につながるため、全身を動かす体操や手先を使った制作など、入居者の興味をひく多様なプログラムを用意している施設も多くあります。

一日の流れの例
レクリエーション・アクティビティの一例

個別にケアする介護スタイルプライバシーと個性が尊重される「ユニットケア」

福祉先進国である欧州諸国で始まった「ユニットケア」という介護スタイルは、日本でも2002年に制度化されて以降、多くの介護付有料老人ホームに取り入れられています。ユニットケアとは、入居者10人前後を一つの「ユニット」とし、各ユニットに配置された担当職員が、入居者の個性や生活リズムを尊重しながら、個々の生活を手厚くサポートする様式。ユニット内は、入居者それぞれのプライバシーが守られる個室と、ほかの入居者や介護職員と交流するための居間(共同生活室)に分けられています。

効率的に介護を行うために「集団ケア」にならざるを得ない施設もある中、近年は入居者の尊厳を守るために「個別ケア」が求められる傾向があります。それを実現するのがユニットケアであり、入居者一人ひとりのくらしを尊重し、行き届いたサービスが提供されています。

ただし、特定の「人(職員・入居者)」だけの世界になるので、気が合わない人や生活スタイルの違う人がいるなどでストレスを感じるケースもあります。また、個別対応となるぶん、利用料金が高めになることもネックのひとつです。メリットとデメリットを確認することが大切でしょう。

従来型とユニット型の配置の違い
従来型とユニット型の配置の違い

「パナソニックの介護付有料老人ホーム エイジフリー・ライフ」では、1ユニット8~9名までという少人数で編成。顔なじみの仲間と落ち着いた空間で穏やかな時間が過ごせます。

※ユニットケア方式
入居者10人前後を一つの「ユニット」とし、入居者の生活リズムなどを尊重しながら、個々の生活を手厚くサポートする様式。

※記事の内容は2023年3月末時点のものです