空間演出のスペシャリスト

小林さんの顔写真

くらしスペシャリスト#005IDÉEビジュアル
マーチャンダイザー
小林 夕里子さん

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Vol.1 すっきりとさせながら、自分らしい玄関に

オリジナル家具や雑貨を扱うインテリアショップIDÉE(イデー)で、全国のショップのディスプレイを監修するビジュアル マーチャンダイザー(※)小林さん。ご自宅を訪ね、全5回にわたりIDÉEの演出で培った技術や知識を駆使した、モノの飾り方、収納の仕方などをご紹介します。
※ビジュアル マーチャンダイザーとは、店内のレイアウトや商品配置など、お客様への見せ方を考えた店作りを行う職種。

自分にとって居心地のよい場所を目指して。

小林さんのIDÉEでの仕事は商品の配置を工夫し、お客様にいかによく見えるかを考え、それをスタッフに伝えていくことです。「仕事から帰ってきて、くつろぐ時間が好きなので、家を心地よい空間にすることを心がけています。そのために、お気に入りのものを目に留まるところに飾って楽しんでいます」。仕事とプライベートの境界線はなく、自宅で思いついたアイディアが仕事につながることも多いそう。自宅にも、ショップのディスプレイのノウハウがぎっしり。どれもまねしたくなる工夫ばかりです。「家がいきいきすると、気持ちや暮らしが豊かになります」と話す小林さんの暮らしから、ここち良いインテリアのヒントを見つけてみましょう。

話をする小林さんの写真

「お気に入りの雑貨に囲まれた空間にいると、ホッとくつろげます。好きなものを飾ることは自分らしさを表現するためにも大切」。

帰ってきたとき、ホッとできるインテリアに。

玄関は一日のスタートを切るところであり、一日を終えて疲れた自分や家族を迎えてくれるスペース。季節感を感じさせるオブジェや明るい色の玄関マットなど、気持ちを明るくさせてくれるものが、小林さんのお宅の玄関にはあふれています。「ベンチを棚の代わりに使って、お気に入りの絵を中心に、さまざまなものを飾っています。絵の中の1色を選び、同系色のアイテムを多めに入れるのがポイント。子どもの靴や靴型を置くことで、玄関らしくまとまります」。ベンチは幅が狭いものを選ぶことで、邪魔にならず、スペース全体がすっきりとおしゃれに見える効果も。シューズボックスや靴磨きセットなど、隠しながらしまうところは収納量を重視し、靴などをコンパクトに収納している小林さん。すっきりと、そして和める空間にするために、見せるスペースと、隠すスペースではしまい方に差をつけているのも、まねしたい工夫です。

 玄関のリフォームに興味がある方はこちら

絵を中心に、子どもの靴や靴型などを並べたディスプレイの写真

絵を中心に、子どもの靴や靴型などを並べたディスプレイ。

棚板を靴の高さに合わせて調節した収納の写真

棚板を靴の高さに合わせて調節。履き口同士を重ねてしまうテクも。

コーディネイトされたテーブルの写真

白やベージュのマットは、季節を問わずに使える優れもの。くすみムラがあるので、汚れが目立たないところも気に入っているそう。

お気に入りのものを飾るときは、余白を大切にして。

好きなものを好きなだけ飾ってしまうと、色が氾濫し、煩雑な印象になってしまいがち。そうすると、ここち良い空間とはほど遠くなってしまいます。「モノを飾るときは、メインになるもの(タペストリーなど)を配置し、そこに足していくという考え方をするとよいと思います。私が大切にしているのは、余白を生かすこと。そうすることで、それぞれのアイテムの魅力がより伝わります」。色数もメインにするアイテムで使われている色からチョイスするなどして、2〜3色に抑えておくほうがしっくりとまとまるそう。片付いて見えるのに、殺風景でなく、自分らしさのあふれるおしゃれなインテリアの秘密はこんなところにあるようです。(全5回シリーズ第1回 本文終わり、2014年12月2日取材)

かご収納の写真

玄関で必要な、こまごまとしたものは、かごに入れて収納。

飾られたオブジェの写真

掃除グッズもかわいいオブジェと飾ればおしゃれに。

靴磨きセットの写真

靴磨きセットは工具箱に。出し入れしやすく、見た目にもすっきり。

寝室のタペストリーの写真

寝室にはタペストリーを配置。そのまわりに大きさが違うオブジェを、高さをそろえないようにして飾ることで、バランスが保てます。

小林さんの写真

「空間演出」のスペシャリスト
IDÉE ビジュアル マーチャンダイザー 小林 夕里子さん

大学卒業後、寝装具を扱う卸商社での秘書勤務を経て、インテリアコーディネイターの資格を取得。2007年株式会社イデーに入社。ショップの副店長などを経験後、VMD(ビジュアル マーチャンダイザー)担当に。店内のレイアウトや商品配置など、お客様への見せ方を考えた店作りが主な仕事。全国のイデーショップのディスプレイを監修、モノを大切にするライフスタイルが注目され、女性誌などで掲載多数。初著書に『暮らしを愉しむお片づけ』(すばる舎)。
イデー(IDÉE) ブランドサイト http://www.idee.co.jp/

「すむすむ くらしスペシャリスト」は、専門家の皆様のライフスタイルや暮らしのアイデアなどを紹介するコンテンツです。ご自身の暮らしに取り入れられる際は、必要に応じ専門家に確認するなど、自らの責任において行っていただけるよう、お願いいたします。また、ご紹介している写真の設備機器等は、パナソニック製以外のものが含まれます。お問い合わせいただきましても、お答えできない場合がありますことを、予めご了承ください。

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