スタイリスト

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くらしスペシャリスト#002 スタイリスト 石井 佳苗さん

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Vol.1 部屋をカスタマイズして、おしゃれに居心地よく
SPECIAL MOVIE : ハロウィン風ガーランドの作り方

おしゃれで実用的なインテリアのカスタマイズ情報をみんな求めていた!

「海外では、お料理もクラフトもインテリアも、自分自身でしてしまう『Do it yourself』(DIY)が主流。洋服を着替えるように、初めてのお料理に挑戦するように、気軽に自分の“家”も楽しんでほしい」。スタイリストの石井佳苗さんが、ライフスタイルを自分の手でDIYしようという想いから、Webマガジン「Love customizer」をスタートしたのは、2012年2月のことでした。アパレルメーカーからインテリアショップを経て、フリーのスタイリストとしての活動をスタートした石井さん。以来さまざまな雑誌やワークショップの開催など、活動の場を広げてきました。そんな彼女がドライバーを握り、電動工具を使ってつくり上げた、今の自分がここち良いと感じるインテリア空間の数々は、何ともおしゃれで実用的で、「こんなスタイル、やってみたかった!」とたちまち評判に。ちょっと古くさくて、マニアックな男の世界のものというイメージがあったDIYですが、石井さんが提案する内容はとても新鮮で、その反響は予想以上に大きかったと言います。今では若い女の子も関心を持つおしゃれなジャンルになった手作りインテリアですが、そのフロンティアとなるべく石井さんを導いたのが、4年ほど前、神奈川県の横須賀で手に入れた小さなテラスハウスでした。

家の概観の写真
家の窓から外の写真 家の窓から外を見る猫の写真
家を散歩する猫の写真
家の中のインテリアの写真
家の中のインテリアの写真 家の中のインテリアの写真
家の中のインテリアの写真
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手間と時間をかけて、自分好みに家をカスタマイズ

その家は豊かな木々と海が見える高台に、ひっそりと佇んでいました。「2階のベランダから少しだけ見える海の風景に、心を奪われてしまいました」と、石井さんは当時を語ります。横須賀のこの土地に流れるのどかな空気も、東京での忙しい生活からの転機を求めていた石井さんには魅力的に映りました。築40年以上経って建てつけも悪く床や水まわりもひどい状態でしたが、やり方次第では面白い空間になるとイメージできたので、すぐに不動産屋さんに連絡すると驚くほど安い価格で手に入れることができたそう。以前から古い家を借りては、少しずつ手を加えるのが趣味のようなものだったので、すべて自分の思うままにできるこの家を前に気持ちは高まりました。「床には足場板を貼って、キッチンはプロ仕様のようなシンプルなものを入れて、ベランダを拡張しよう」と膨らむイメージのままに、DIYの材料や施工会社・設備メーカーをWebで探しては連絡を取り、完成のイメージや細部へのこだわりを電話で話すと、相手に熱意が伝わって「それは面白い!やってみましょう」と応じてくれることが多かったそう。さらに、キッチンとリビングの壁をDIYもディスプレイも存分に楽しめるように厚くしてもらい、和室の壁を白くペイントし、お風呂にはカラフルなタイルを貼りました。「自分らしくカスタマイズするごとに、使いやすく居心地よいインテリアになります」と石井さん。ダイニングキッチンでお茶を頂いていると何ともくつろげるのは、石井さん流カスタマイズのマジックに他ならないはず。正面に見えるキッチンは、まるでお店のディスプレイのようなインテリアなのですから。

家の中のインテリアの写真
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LDKの1つとして、「キッチン」をおしゃれなインテリアに

玄関を入ってすぐ、ベランダへと続く空間の片側にキッチンがあります。1階にはこの部屋しかなく、必然的にリビングダイニングとなるため、「よくあるいわゆる『ふつうのキッチン』にはしたくなかったんですね」と石井さん。そこで、「LDKを構成する、インテリアとしてのキッチン」を作ることにしました。プロ仕様のキッチンについて問い合わせて、オーダーができることを知ると、「カタチはいたってシンプルに、脚はきゃしゃで荷重に耐えうる一番細いものに、そしてシンクの手前には調理道具やリネンを掛けるバーを取り付けてほしい」と、イメージを鉛筆でスケッチして渡したそう。届いたキッチンの配管だけは専門の工事会社にお願いしましたが、その他は自分で壁を塗り、タイルを貼りました。キッチンの中でもとりわけ存在感のあるレンジフードですが、最初は大きなバケツをひっくり返して使おうかと思ったそうです。ブリキ屋さんに聞くと数万円でつくれるというのでお願いし、チェーンとジャバラはホームセンターで買って組み立てて、ベランダ側の換気扇につないでもらいました。カウンターの上の壁面には足場板で棚をつくり、調理道具や小物をセンスよくディスプレイ。こうしてでき上がったキッチンは、世界中探してもどこにもない、石井さんらしさが一番にじみ出るオリジナルなものとなったのです。

家の中のインテリアの写真
家の中のインテリアの写真 家の中のインテリアの写真
家の中のインテリアの写真
家の中のインテリアの写真
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こだわってシステムキッチンを選び、インテリア空間をカスタマイズ

新築やリフォームではシステムキッチンを入れるケースが多数派ですが、石井さんは「システムキッチンの便利さや使いやすさを享受しながら、インテリアをカスタマイズして楽しむ方法があります」と話します。キッチン上部はキャビネット型の収納ではなく、オープン棚にするのがお勧めだそう。石井さんはあまり使わないものは持たず、使うものだけを置いて見せる主義。棚ごとに土鍋やステンレスなど、同じ素材のものを置いてまとまり感を出しています。モノの高さをそろえず、高低をつけて並べることもきれいに見せるポイントだそう。よく見るとコンロ上の壁には、アンティークの鏡が掛けてあります。日本では見かけることの少ないシチュエーションですが、「昨年訪れたアメリカのお家がそうしていたので、真似してみたんです。ダイニングやベランダの緑が鏡に映り抜け感ができて、思いのほか演出効果がありますね」と話します。お皿などの食器は、キッチン前に置いた長椅子の上にカゴや棚を置いて収納しています。一見モノがあり雑然としているようですが、色のバランスやモノの配置に気を配り、気持ちの良い空間として見えるように心掛けているそう。

「新築やリフォームをして新しいキッチン空間が完成しても、それで満足してしまわずに、自分の使い勝手が良くなるよう気軽にカスタマイズを楽しんでほしい」。石井さんはキッチンをつくった2年後、壁のペンキをルビー色に塗り直し、落ち着いた大人の雰囲気に模様替えしました。壁の色や床材などを、まるで洋服を着替えるように気軽にチェンジして、その時その時の自分の好みに合ったインテリア空間をつくり上げていくことがお勧めだそう。「家は住みながら暮らしに合わせて変えていくもの。インテリアは細部にまでこだわってこそ、ここち良く過ごせるものです。自分でつくると、元の状態への戻し方が分かります。そうなれば次はこうしてみようとイメージが湧いてきて、カスタマイズが楽しくなってくるはずです」と話されます。(本文終わり、2014年9月9日取材)

猫とくつろぐ石井さんの写真

初心者でも簡単、小さな手作りに挑戦

ハロウィン風の
ガーランドを作ろう

Step 1

好みの雑誌(洋書がおすすめ)、段ボール、毛糸を用意。雑誌からオレンジや黒などハロウィンらしい色が多いページを選び、ページごと切り取ります。段ボールを一辺8cmぐらいの三角形に切って、型紙を作ります。

Step 2

切り取った雑誌のページを半分に折り、折り山に型紙の端を合わせて、鉛筆で線を引き、カッターで切ります。これを繰り返し、何枚も切り取ります。

Step 3

Step2で作った紙の裏にのりを付け、毛糸を挟んで貼り合わせます。毛糸を挟む部分にものりを付けると位置がずれません。これを好みの長さになるまで繰り返します。

Complete!

完成!
赤と黒の色を基調としたハロウィン風ガーランドの完成です。玄関やダイニングなどに飾って、ハロウィンパーティなどをお楽しみください。

SPECIAL MOVIE

石井さんの写真

「お部屋カスタマイズ」のスペシャリスト
スタイリスト 石井 佳苗さん

東京都出身。インテリアコーディネーターの資格を取得後、イタリア家具メーカー、カッシーナ・イクスシーに入社。現在はインテリアや暮らしまわりの雑貨の広告や雑誌のスタイリストとして活動。著書に『Love customizer 簡単! インテリアDIYのアイデア』(エクスナレッジ)、『インテリア練習帖』(宝島社)、ウェブマガジン『Love customizer』を主宰。
http://lovecustomizer.com/

Vol.2は読まれましたか?

Vol.2「あかり」で、
ニュアンスを感じる空間に

Vol.3 もお読みください

Vol.3インテリアの王道、
壁面を使いこなす

「すむすむ アンバサダー」限定 第1回イベントレポート公開中

イベントレポート 石井佳苗さんと一緒につくるマクラメ グリーンハンギング

石井佳苗さんを迎えて、マクラメグリーンハンギングを一緒に作る
「すむすむ アンバサダー」限定の第1回イベントが2014年11月14日に開催されました。
そのイベントの模様をレポート形式でお伝えします。

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