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名建築に凝縮された日本の文化、デザイン、技術を紹介

先人たちが遺してくれた住まいづくりの知恵 住まいは文化 一覧

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北海道函館市「旧遺愛女学校宣教師館」

2013年3月27日
女子教育に献身した宣教師の共同生活の場
函館市杉並町の旧遺愛女学校宣教師館は、北海道で女子教育を手がけたアメリカ人女性宣教師たちの宿舎として、1908(明治41)年に竣工した。複数の寝室や食堂、書斎を持つ美しい白亜の洋館で宣教師たちは共同生活を営み、併設された和館には調理師などの日本人も住んだ。

青森県平川市「盛美(せいび)館」

2012年11月28日
西洋文化との調和を模索した明治期の邸宅
青森県平川市の盛美館は明治期の名園、盛美園を鑑賞するために建てられた清藤(せいとう)家の別邸。和洋を大胆に組み合わせた造りで、2階にシンボルともいえる洋風の展望室があります。西洋文化が浸透しつつあった時代に、旧家の財力を背景として建設された和洋折衷の住まいが異彩を放っています。

愛媛県喜多郡内子町「上芳我(かみはが)邸」

2012年6月13日
木蝋づくりで一時代を築いた内子の商家
愛媛県の内子町は、かつて、金刀比羅宮参拝の旅人が行き交う松山街道の宿場。明治期には上質の蝋(ろう)の産地としても知られ、世界にその名をとどろかせました。製蝋で財をなした豪商の一軒が木蝋資料館上芳我邸として公開され、往時の姿を伝えています。

北海道・余市町「旧余市福原漁場」

2011年12月14日
ニシン漁の栄華を残す漁場(ぎょば)
明治の中ごろから大正にかけて最盛期を迎えた北海道のニシン漁。積丹半島の東にある余市も豊漁にわき、裕福な網元が次々と誕生。番屋で漁師と暮らしながら製品加工までも行う「漁場(ぎょば)」を経営しました。旧余市福原漁場には、当時の施設が残されており、昔日の面影を伝えています。

沖縄県北中城村 「中村家住宅」

2011年4月20日
亜熱帯気候に耐える知恵が詰まった住まい
沖縄の伝統的な住まいには日本と中国の影響が見られ、厳しい暑さや台風といった亜熱帯気候に耐える工夫にも特徴があります。中村家住宅は18世紀中頃に建てられた豪農の屋敷で、国の重要文化財に指定されています。

名古屋市東区 「名古屋市旧川上貞奴邸」

2011年2月2日
大正期のモダンな暮らしを育んだ住まい
大正9年、名古屋市東二葉町に建てられた赤瓦葺きのマンサード風屋根が異彩を放つ「川上貞奴邸」。日本で最も早く創業した洋風住宅専門会社の一つ「あめりか屋」が手がけたもので、洋館と日本家屋が連結した住宅でした。

京都府乙訓郡 「聴竹居(ちょうちくきょ)」

2010年8月10日
和洋の長所を生かした環境共生住宅
昭和初期に環境工学に着目して建てられた住宅「聴竹居(ちょうちくきょ)」。和洋の長所を巧みに取り入れた環境共生住宅の先駆けと評価され、換気や通風など快適で健康に暮らすための工夫が随所に見られます。

東京都文京区 旧磯野家住宅「銅御殿(あかがねごてん)」

2010年6月23日
明治大工の創意が宿る近代和風の屋敷
大正元年に建てられた「旧磯野家住宅」。銅板の屋根と外壁から「銅御殿(あかがねごてん)」と呼ばれ、明治の大工の高い技術と創意がうかがわれる近代和風の住宅です。

静岡県熱海市 旧日向別邸

2010年1月20日
ブルーノ・タウトの美意識が息づく別荘
昭和の初期に別荘として建てられた「旧日向別邸」。日本の近代建築に多大な影響を与えたブルーノ・タウトが地下室の設計を手がけた住宅は随所にその美意識が息づきます。

兵庫県 千年家 旧古井家住宅

2009年9月30日
千年家と呼ばれる究極のサステナブル住宅
室町時代の建築で、民家として全国で一、二の古さを争う「旧古井家住宅」があります。住宅の長寿命が求められる中で、数百年の風雨に耐え抜く家の造りが関心を集めています。

奈良県 環濠集落・今井町の町家 豊田家

2009年6月24日
都市住宅の始まりを伝える江戸初期の町家
日本の都市住宅・町家の先駆けと評価される豪商の住まい。江戸初期に建てられた塗り屋造りの町家は、農家の名残を見せつつ町家らしい特徴も現れて、力を持ち始めた町衆の心意気が伝わってきます。

群馬県 高崎のモダニズム住宅 旧井上房一郎邸

2008年10月17日
日本の風土と合理を愛したレーモンド設計の住まい
群馬県高崎市美術館の裏手に実業家が自邸として建てた、モダニズム建築家の貴重な写し住宅です。現在は「高崎哲学堂」として市民の貴重な交流・活動の場になっています。

東京都 千駄木の近代和風住宅 旧安田楠雄邸

2008年4月24日
大震災、戦争を経て生き残った旧安田財閥の住まい
近代和風建築の粋を凝らして建てられた住宅です。文京区千駄木は東京の山の手文化の中心地とも言え、伝統的でありながら斬新な意匠は大正、昭和初期のロマンが色濃く漂います。

奈良市 高畑の住宅 旧志賀直哉邸

2007.04
家族の快適と健康を考えて、文豪が自ら設計した家
文豪、志賀直哉が昭和の初めに設計した奈良の住宅です。和・洋・中を調和させた家は、家族の健康・快適に配慮し、現代の住まいにも通じる温かな工夫が見られます。

京都市 北白川の洋館 旧駒井家

2006.11
W.M.ヴォーリズの設計による優美な住宅
京都の閑静な住宅街に立地するヴォーリズ設計の洋館。開放的な空間に出窓やステンドグラスなど随所に優美な意匠が施された昭和初期のロマンを感じさせる住まいです。

福島県 国見の民家 奥山家

2006.02
和洋両方の接客空間を備えた豪商の住まい
和風の母屋と八角塔屋を持つ洋館が一体となった民家です。型にはまらない設計・デザインは、当時のハイカラな流行に敏感だった施主の趣味と棟梁の勉強熱心が造り上げた傑作です。

沖縄県 竹富島の民家 上勢頭家

2005.07
亜熱帯性気候を過ごしやすく、伝統を継ぐ民家
年間を通して高温・高湿な竹富島。伝統的な建築様式には、暑気を逃がすための配慮がなされている。竹など材木や構造の工夫で、台風に耐えうるしなやかな住まいになっている。

高知県室戸市 町家 松本家

2004.09
耐久性に優れた構造と美観を兼ね備えた伝統の家
白い漆喰と瓦が独特の景観を作り出す、室戸の吉良川地区。台風による被害を防ぐため、雨仕舞いを工夫した建築になっている。床の間や欄間に贅をつくした座敷も興味深い。

京都市 京町家 吉田邸

2004.01
若い世代からも関心を集める町家の合理性と品格のたたずまい
京町家の特徴である細長い敷地に建てられた吉田邸は、店、住居、蔵をたたきが結ぶ。部屋を幾通りにも使う柔軟さや、工夫をこらした建具に完成された町家文化を感じさせる。

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