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リフォームを考えるとき、メリットいっぱいの「二世帯住宅」という選択!

リフォームで、二世帯住宅が注目されています。気になるプライバシーも、家づくりの工夫次第でクリア。親と子がサポートし合う古くて新しいライフスタイルが、子育てや経済面などで様々なメリットを生み出します。リフォームを考える際に二世帯住宅という選択肢、考えていいかもしれませんね。
「二世帯住宅」のメリットやプランのポイント、設備の工夫など2回シリーズで紹介します。

第一回リフォームでメリットいっぱいの「二世帯住宅」

二世帯住宅に対する考え方が変わってきました。親世帯のリフォーム願望や老後の心配、子世帯のマイホーム願望のタイミングだけでなく、家事の協力や、子どもの教育、生活の豊かさなどにも注目が集まっています。

子世帯のマイホーム願望と親世帯のリフォーム願望が合致

1970年代後半から増えてきた二世帯住宅。これには土地の価格が高騰し、若い世帯が単独でマイホームを手に入れることが難しくなったことが背景にあります。その後、女性の社会参加が進み、またバブル崩壊などの経済的な事情もあって共働き世帯が増えたことや、高齢化社会が進み、二世帯住宅にする人が増えていきます。
親世帯は、定年後の長い生活を見据えると、住み慣れたわが家の老朽化や使い勝手が気になりだします。小さな子どもを持つ子世帯は、そろそろマイホームを…と考えますが、資金に余裕がなかったり、土地が見つからなかったり。
そういった、親世帯の「リフォームしたい」、子世帯の「子育てを手伝ってもらいたい」という、両方のニーズが重なって、二世帯住宅という選択肢が出てくるようです。特に、東日本大震災以降は、家族いっしょの大切さが見直され、二世帯住宅にしたい、と考える人も増えてきたようです。

最近は、妻や夫の両親との同居だけでなく、子世帯の兄弟姉妹も同居する多世帯型も多くなっています。

それぞれにメリットがある二世帯住宅の暮らし

みんなで同居する二世帯住宅は、さまざまなメリットがあります。親世帯は、何かあったときの安心が得られたり、子世帯は、子どもの面倒を見てもらえたり…、お互いに助かる場面がたくさん。経済的なメリットでは、子世帯がローンを組んで、親世帯にも負担してもらったり、キッチンが共用の場合は、料理をいっしょにすることで光熱費が削減することもあります。

■ 親・子世帯それぞれのメリット

■ お互いを尊重しつつ、孫はみんなで育てる

二世帯住宅は、税制面の優遇や将来の家賃収入も

二世帯住宅にリフォームする時に、省エネ改修や耐震改修などを行った場合、所得税の控除が受けられることもあります。また、階段や廊下に手すりを設置したり、住まいの段差を解消するなどのバリアフリー改修を行った場合も、所得税の控除や固定資産税の減額などの優遇が受けられます。
二世帯住宅は、通常の住宅より建築費用は高くなりますが、いっしょに暮らすことで、光熱費などのランニングコストが削減できます。
また、ライフスタイルの変化などで、いずれスペースが空いてしまうこともリフォームをする際に考慮しておきたいことです。賃貸を考えている場合は、独立性の高い住宅にしておく必要があります。例えば、玄関を別に設けたり、電気などの光熱費のメーターを分けておくと、将来賃貸に変更がしやすくなります。

■ 二世帯住宅のプランを検討する上でのポイント

  • 上下階の音の対策
  • お互いが干渉しない場所の設定
  • 玄関の位置
  • 洗濯機、物干しスペースの使い方(共有/分離)
  • キッチン、冷蔵庫の使い方(共有/分離)
  • 電気・ガス・水道メーターの使い方(共有/分離)
  • 電話、インターホン、郵便受けの使い方(共有/分離)

今は、片側だけの手すり。将来は両側につけると安心。そのための下地を入れておくと工事がスムーズに

大人だけでなく、小さな子どもにも使いやすい手すり付きのトイレ

洗面室との段差がなく入浴中の動きに合わせてサポートする手すりがついたバスルーム

豆知識
二世帯住宅を建てる時の優遇制度

制度には期限があります。制度の詳細については、国や地方自治体などにお問い合わせいただくか、ホームページ等でご確認ください。

二世帯住宅は、「暮らしが豊かになる」住まい

昔は、親の老後を考えた二世帯住宅でしたが、今の親世帯は、孫の成長を楽しみに暮らすことができ、子世帯は、子どもに基本的な世の中のルールやしつけなどを、親世帯から自然と学ぶ環境を得ることができます。経済的メリットや税制優遇の目に見えるメリットだけでなく、いっしょに生活する楽しみや豊かさが二世帯住宅の暮らしにはあるようです。

第2回は、二世帯住宅で考えられるデメリットを解決するリフォームポイントやプラン例、設備についてご紹介します。