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住まいのリフォームは、お部屋の空気もリフォームするチャンス!

リフォームを考えるとき、つい忘れがちなこと。それは室内の空気のこと。
毎日、大量に吸っているお部屋の空気。その質は、家族の健康や住まいの寿命にも大きく影響します。
リフォームを機会に換気についても見直して、お部屋の空気をきれいで快適にリフォームしませんか。

本格的な空調・換気リフォームをする場合、大規模な工事が必要になってきますが、設備の取り替えなどの簡易リフォームで、空調・換気の機能を一部取り入れることもできます。また換気については建築基準法などの規定もあります。
ご希望の空調・換気に関するリフォームが可能かどうかは、建築会社・リフォーム会社などの専門家にご相談ください。

リフォームで住まいがリフレッシュ!でも換気を考えないと大変なことに

リフォームをする際は、間取りや断熱性・気密性を考えると同時に「換気」についても考える必要があります。

人は1日に食料や水分よりはるかに多くの空気を取り込んでいます。その空気がもし汚れていたら…。健康への影響が気になります。汚れた空気や湿気を住まいから追い出し、快適な室内環境で過ごすためには「換気」が重要なポイントとなるのです。

■水や食料よりもはるかに摂取量が多い空気

  • ※1 内山巌雄(国立公衆衛生院)「空気とヒト―生理的立場から―」1999
  • ※2 環境省 熱中症環境保健マニュアル(2009)
  • ※3 農水省 農林水産基本データ 食糧自給率に関する統計

起きているときも寝ているときも、24時間摂取する空気は、水や食料の10倍以上も体に取り込んでいる

空気の「質」を決める4つの要素

室内の空気の“質”を左右するのは汚れや湿気だけではありません。温度と気流も大切な要素です。温度は快適さに大きく影響するのはもちろん、調整を怠ると熱中症など深刻な事態を引き起こしかねません。空気の流れは心地の良さをもたらすほか、気流の方向が室内の空気の質にも大きく影響します(後述)。

「温度」「湿度」「清浄度」「気流」……室内の空気の質を高めるには、この4つをバランスよく調整することが大切です。

■空気の質を決める4つの要素

4つの要素をバランスよく調整することが、お部屋の空気の質をよくする秘訣

「計画的な換気」で、室内の空気の質を高める

断熱性向上のためにリフォームする場合は、気密性も向上するため、すき間風が入ることが少なくなります。つまり、計画的な換気を行わないと汚れた空気や湿気が排出されず、住まいの中に溜まってしまうのです。湿気は、結露やカビの原因にもなり、リフォームした住まいをいためる原因ともなってしまいます。

計画的な換気とは、外から新鮮な空気を取り入れる「給気」と汚れた空気や湿気を外に出す「排気」のバランスや、空気の流れを機械(換気扇など)でコントロールすることです。「給気」と「排気」の両方を換気扇で行うことが、確実に計画通りの換気を実現でき、おすすめです。

また24時間常に換気を行うことが大切です。人が寝ているだけでも、呼吸などによって、室内の空気は汚れます。リフォームで気密性や断熱性の高い住まいにする場合は、第1種換気(給気と排気の両方を機械で行う換気方法)による「24時間換気システム」の導入で、健康的な室内の空気環境を実現しましょう。

■断熱性向上のためリフォームは、計画的な換気がポイント

隙間などから想定外の空気が入りにくいため、換気のコントロールが計画通りにできる

大切な「24時間換気」と「局所換気」の組み合わせ

キッチン、浴室、トイレなど、煙やにおい、湿気などが発生しやすい場所には24時間換気とは別に、必要なときに動かす排気用の換気扇を取り付けましょう。空気が急に汚れたら、ゆっくりと家全体の空気を入れ替える24時間換気だけでは十分に換気されません。そんなときは特定の場所の空気を強い力で換気する「局所換気」の出番です。

リフォームをするときには、24時間換気と局所換気の組み合わせを意識して、換気システムを計画しましょう。

間取りに合わせて空気の流れを考える

換気は完成後の間取り、ドア、窓など開口部の位置や大きさ、住まいの構造などに影響されます。リフォームした結果、空気の質が悪くなったということがないように、換気についても計画時から専門家と相談しましょう。また、換気システムの導入には、天井裏にダクトを配管するなど、大規模な工事が必要となるものがあるので、早めのプランニングが重要です。

間取りの変更がある場合は、空気の流れる方向に特に注意しましょう。
例えば、空気の流れの上流にあたる位置にキッチンやバス、トイレなど、空気が汚れやすい空間が配置された場合、煙・湿気・においなどが室内に流れ込むことになります。
逆にリビングや書斎、子ども部屋など空気が汚れにくいところから給気し、最終的に汚れやすい場所を通って排出されるよう、給・排気用換気扇の位置を検討しましょう。

■リフォーム時には空気の流れも考えて

リフォームで間取りが変われば、空気の流れも変える必要がある
(図はイメージです)

適材適所の換気扇で、健康で快適な毎日を

リフォーム後の快適な室内環境を保つためには、外から取り込む(給気)空気の質にも配慮しましょう。花粉や大気汚染物質など、外気の汚れを専用のフィルターで取り除いてくれる給気用換気扇なら、室内に汚れた空気が入り込むのを抑制します。また室内の暖気や冷気を逃しにくい「熱交換気」という方式の換気扇なら、外気温の影響を受けにくく、省エネにもつながります。

美しく快適に生まれ変わった住まいと家族の健康を守るために、換気は重要な要素です。リフォームの際にはぜひ、換気システムも見直して、室内の空気の質もリフォームしましょう。

■冷気や暖気を逃さない熱交換気のしくみ

熱交換気なら、冷暖房時には冷気や暖気を逃さないため省エネ性も高く、湿気の侵入や過乾燥しにくい。

■埋込形換気扇ならお部屋もすっきり

本体を天井に設置するので、お部屋はルーバーしか見えず、すっきりとした空間に

■必要な場所に簡単に設置できる

最低限の穴を壁に開けることで、比較的小規模な工事で設置できる

■熱のロスを防いで省エネを実現

「熱交換」技術で換気による熱のロスを防ぐ省エネタイプの換気扇