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エコなLED照明で家をまるごとコーディネイトしよう!

2009年11月10日更新

空間をより快適に明るくする注目のLED照明
住まいづくりでこだわりたいポイントの一つが照明計画です。単に住まいを明るく照らすだけではなく、暮らしにくつろぎやゆとり、安心などをもたらします。あかりの使い方一つで空間もさまざまな表情に変わります。空間の広がりなどの広さ感を演出したり、調光でくつろぎなどの雰囲気を演出したりと、快適な空間づくりにあかりは欠かせない存在です。
LED照明は、省エネ、長寿命だけでなく、明るさや光の色の調整もできます。リフォームでも取り入れることができるLED照明で快適に空間演出しませんか?LED照明の魅力とコーディネイト例をご紹介します。

照明計画のPOINT

あかりのトレンドは、明るさよりも“一室複数灯”です。全体照明と部分照明の組み合わせで空間の雰囲気が変わります。拡散照明や直接照明、間接照明など、あかりの使い方を工夫することで、暮らしにゆとりやくつろぎを演出します。
照明器具の取り付け方も建築化照明をはじめ、シーリングライトブラケットライトスポットライトダウンライトなどさまざまです。配線工事を伴う照明計画は、取り付け位置の失敗を防ぐためにも早目のプランニングが重要です。全体の間取りが決まる頃までに、照明器具も含めて決定するのがベストです。

1注目を集める“LED”ってなあに?

LED(エルイーディー)は、「Light Emitting Diode(発光ダイオード)」の頭文字の略称で、電気を流すと発光する半導体の一種です。これを照明に応用したものがLED照明です。灯火、白熱灯、蛍光灯に次ぐ第4世代のあかり(※)と言われています。急速な技術革新で、シーリングライトからスポットライト、ダウンライト、ブラケット、ペンダントなど、家まるごとLED照明でそろえることができるようになりました。寿命が長く、消費電力が少ない、器具がコンパクトなどの特長があり、これからの新しい住宅照明として普及が期待されています。

(※)灯火で始まったあかりの歴史は、白熱灯(1879年)、蛍光灯(1938年)、白色LED照明(1996年)の誕生と、大きな光源に大きな革新が起こり、LED照明は第4世代のあかりと言われています。

住まいのあかりとして、とっても身近な存在に

「LED照明」は、街ではもうすっかりお馴染みの存在です。イルミネーションのほかにも道路信号機やバス停の表示板、自動車のブレーキランプ、テレビやパソコンなどの電源状態の表示に使われるなど、毎日のように目にする照明器具になっています。 住まいでは、電球型のLED照明が発売されるようになって急速に身近な照明として意識されるようになりました。住まいでよく使われる蛍光灯、白熱灯などに代わる照明器具として、特にその高い省エネ性能が注目されています。

省エネで長寿命。光源が小さく明るい

LED照明は、省エネで、寿命が長く、光源が小さいなどの特長から、家庭ではまず、長時間点燈することの多い常夜灯や足元灯、玄関のポーチライト、外構の照明などに使われ始めた例が多いようです。その後、蛍光灯に効率が追いつくようになると、メンテナンスのしにくい高い天井のシーリングライトや、指向性(※)に優れているところからダウンライト、スポットライトなどに用いられるようになっています。
また、熱線や紫外線がほとんど含まれていないため、絵画などの美術品や花や植物などを傷めることもなく、展示用のあかりとしても用いられています。熱くならないので、手元を照らす読書灯などスタンド照明にも適しています。
LED照明はこうした数々のメリットから最近は、快適性と省エネを両立させた住まいの照明計画でも積極的に用いられるようになっています。

(※)指向性…ある方向を目指して向かう性質のこと。

発熱が少ないLEDは、植物への熱の影響が少なく、ガーデニングやイルミネーションなどのライトアップにもピッタリ。

コンセントに差し込むタイプのLEDフットライト。停電時には自動点灯し、取り外して懐中電灯に。

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2快適な環境づくりに欠かせない照明

LED照明で、私たちに最も知られている特徴は省エネ性能です。LED照明が開発された1996年ごろは発光効率が白熱灯に遠く及びませんでしたが、今では蛍光灯を大幅に上回る効率のいい照明になりました。気になるお値段も、環境への影響や取り付けた後の電気代、取り替えのランプ代などを考えると、経済的なメリットも十分感じられるようになってきました。CO2が大幅に削減できて地球環境に貢献、経済性も向上しているLED照明は、これからの暮らしに欠かせないあかりとして普及が期待されています。

エネルギーを無駄なく光に変える「省エネ光源」

家庭での照明器具の電力消費量はどのくらいになるかご存知ですか?
一般家庭では、電力消費量の約16%を照明器具が占めています。こまめにスイッチをON/OFFなど照明器具の使い方にも関係しますが、照明器具を選ぶ時にも地球環境や家計にもやさしいあかりをしっかり選びたいものです。
LED照明には、「省エネ」、「長寿命」、「コンパクト」、「低発熱」という、LEDの優れた特長が活かされています。

●高出力LEDで明るさアップ

白熱灯を上回る明るさを実現。ペンダントやダウンライトで空間をメリハリのある陰影で演出します。

●省エネでランニングコストも抑制

消費電力が少なく、指向性の高いLED照明なら効率よく明るく照らします。ランニングコストも抑えられます。

●約40,000時間(※)もランプ交換不要の長寿命

1日10時間使った場合で約10年の長寿命です。ランプ交換不要だから、ランプを交換しにくい場所にもおすすめです。

■一般家庭の電力消費

省エネルギー庁資料より
「平成16年度電力需要の概要」

※CO2排出量および年間電気代算出のための試算条件
●LEDはLED6個・電球色タイプ、白熱灯はミニクリプトン電球60形(110V)で算出。
●高気密SGI形φ125ダウンライトの消費電力を基準に算出。
●年間2,000時間点灯使用した場合を想定。
●算出基準となるCO2排出係数は0.39kg−CO2/KWh
●電力料金目安単価22円/KWh(税込)

●コンパクトなサイズで新しいデザインも登場

LEDならではの小ささを活かした照明器具は、コンパクトで軽量。限られたスペースでの設置も可能です。

●低発熱で安心なあかり

発熱や紫外線が少なく、絵画などの展示照明や植栽などの演出照明にも適しています。

従来のランプでは不可能な薄さでインテリア性の高い照明器具を可能にしたLED。

●主なランプの種類と特性

主なランプの種類と特性説明図

主なランプの種類と特性

将来はよりインテリア性の高い空間づくりも可能に

白熱灯相当の明るさも実現したLED照明。長寿命でメンテナンスフリーのLEDならではの照明用途も広がります。コンパクトなLEDなら、照明器具に限らず、柱や天井、扉などの部材に組み込んだ使われ方も可能になります。
例えば、これまでキッチンの吊り戸棚の下部に取り付けられていた照明器具も、吊り戸棚にLED照明が組み込まれていたら、頭をぶつけることもなくなりスッキリします。天井に複数のLEDが組み込まれていたら、まるでプラネタリウムのようなインテリア性の高い空間づくりも可能になります。LEDをバスルームに設置して、癒しの空間に・・・、などこれまでにない新しい空間とあかりの関係が創り出されています。

集光したLEDの光で陰影のある空間を演出(左)。明るさを抑えると満天の星空の下にいるような空間に(右)。
【この画像は、CGで作成したイメージです】

夏はブルーのLEDで涼しげな空間を演出(左)。冬はオレンジ色のLEDで温かみのある空間など、LEDの色を使った空間演出。
【この画像は、CGで作成したイメージです】

指向性の高さでより快適なあかりを実現

LEDのコンパクトさがそのまま活かされた薄型の照明器具や埋め込み部分の浅いダウンライトの登場で、さまざまな空間をスッキリと照らすことも可能です。 また、LEDの指向性を活かした照明計画で、より快適な明るさも実現します。空間全体を明るくするのはもちろんのこと、手元などの明るくしたい場所を的確に照らすことができるのもLEDならではのあかりです。
現在、照明器具では、LEDの特長を活かしたデザインやインテリア性の高い照明器具がどんどん誕生しています。省エネでエコなLED照明は、住まいづくりでしっかりプランニングしたいものです。質の高い照明空間を実現するためにも、照明計画を立てる際に、ショウルームのアドバイザーや工務店、電気工事会社、建築家などの専門家に相談することをおすすめします。

事前の照明計画と配線設備でニッチなどの小さなスペース(奥行き)もLEDでおしゃれに演出。

3LED照明で住まいをまるごとコーディネイトしよう!

白熱灯から蛍光灯やインバーターへ、そしてツインPaと、より明るさをもたらしてきたあかり。あかりのトレンドは、明るさよりも“一室複数灯”へ移行してきています。
LEDを使った照明器具では、シーリングライトからニッチライトまでラインナップが増え、住まいをまるごとLED照明でコーディネイトするのも可能です。省エネ&エコなLED照明を取り入れた一室複数灯のコーディネイト例をご紹介します。

トレンドは、明るさよりも““一室複数灯”へシーンに合わせて複数のあかりを使い分けよう!

“一室複数灯”と聞くと、電力消費量が気になる方もいるかもしれません。一室複数灯は、全部を点灯したままではなく、時間や用途で効率よく使い分けることができます。さらに必要なあかりのみを点灯させることで、効率よく省エネにつながります。例えば、一室一灯では、天井からのあかりでは手元が暗いといったこともありますが、複数のあかりを組み合わせることで、手元までしっかり明るくすることができます。
一つの部屋で朝・昼・夜の時間やシーンに合わせて、あかりを使い分けることで空間を演出します。LED照明を使った一室複数灯なら、さらに省エネ光源で快適な空間を実現します。

■住宅用として開発されたLED照明ラインナップ

スポットライト 軒下用シーリングライト ブラケット ガーデンライト 表札灯 アプローチライト アーキテクチャルライト(エクステリア) ガーデンライト ラインダウンライト タクスライト ブラケット ユニバーサルタイプダウンライト 全般照明用ダウンライト ブラケット フットライト スタンド アーキテクチャルライト シーリングライト ペンダント

名称をクリックすると、商品の写真がご覧いただけます。

●コーディネイト例

■リビングダイニング

アイランド型のキッチンからダイニングテーブルへと、LED照明のスタンドとペンダントがダイニング空間の流れを自然につないでいる(上)。空間の各ポイントにさりげなく目的に応じたLED照明の明かりを配している(左下)。天井向きに設置したLED照明のブラケットが壁面を明るく軽やかに演出(右下)。

■ベッドルーム

LEDで天井を照らした間接照明で、睡眠の前のリラックス空間を演出。ベッドの上から天井を見上げてもまぶしさを感じない柔らかな光は、LEDならでは。間接照明の光を調節して、就寝時にも点けたままでもLEDなら、電気代はわずか。

※カーソルを合わせるとシーン別のあかりをご覧いただけます。

■トイレ・ドレッシングルーム

バスルームの低い位置にLEDのフットライトを配置。フットライトだけを点灯すると、くつろぎのあかりにも。壁面をLED照明にすると、さまざまな色の演出が楽しめる。

■空間を彩る飾り・演出

ピンスポットタイプ

ユニバーサルタイプ

熱や紫外線の少ないLEDは、長時間照明を照らしていても植物や飾りを傷める心配がない。

■エクステリア

エクステリアは防犯対策としてあかりを一晩中点灯してもLEDの照明なら省エネ。

4LED照明で省エネと演出を両立した住宅

和歌山県のK様邸では、LED照明を設置されています。長時間点灯しても消費電力が抑えられることや、長期間ランプ交換が必要ないことなどがLED照明選択の理由です。照明プランを工夫し、省エネと快適なあかり空間を実現されたK様邸をご紹介します。

長時間点灯のエクステリアは、 LED照明で常夜灯の役割も

●玄関ポーチ

玄関のポーチの目隠しに、電球色のLED照明を設置しています。LEDは熱の影響が少ないので、植栽の中に埋め込んでも草木を傷める心配がありません。

●内玄関

玄関のニッチ棚には、LEDダウンライトを埋め込んでいます。LED照明は、熱がほとんどでないので、飾り物への熱影響が少なく、ニッチなどディスプレイに最適だと考えられました。5.2Wと小電力なので、夜中つけっぱなしでも電気代が気になりません。

●ウッドデッキ

置き型のLEDガーデンライトをウッドデッキの所々に設置。ほんのりとしたあかりがくつろぎを演出しています。

内容監修:パナソニック株式会社 エコソリューションズ社株式会社 インテリア照明事業部 商品企画グループ 谷村一郎