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家事がもっとラクになる快適な住まい

2012年7月25日更新

住まいの設備の性能が進化する中、注目を集めているのが“家事軽減”をする機能の数々です。「家事のしやすさ」を助ける「お掃除機能付き」や、「お手入れのしやすい(汚れにくい)」設備などが次々に登場しています。
高機能設備を生活に取り入れることで、今までの家事に比べ、ラクをして快適な生活環境を得ることができます。リフォームで家事ラクな住まいを実現しませんか?

1家事が軽減されると快適でゆとりある暮らしに

毎日繰り返されるものだからこそ、「家事」の負担は減らしたいものです。疲れている時や、忙しい時に家事をしなければならないという義務感はストレスとなります。
家族がラクに時間を過ごせるわが家であるためにも、時間の有効活用のためにも便利な設備機器。毎日のことだからこそ、少しでも家事の負担への配慮もした住まいの設備機器の採用で、暮らしも家事ももっと快適になります。

家事がラクだと精神的にも体力的にもプラスに

新築の時に使いやすい設備で設計したつもりでも、時が経てばライフスタイルは大きく変わってきます。そんな中で、家電製品の買い換えといったマイナーチェンジでも快適度は数段アップします。また、ラクをして家事ができる分、家事をしなければならないといった気持ちの負担も軽減し、気楽に過ごすことができます。
これまで家事に費やしてきた時間も大幅に短縮され、自分の時間や家族との時間を持てることで精神的にも体力的にもプラスといった相乗効果が生まれ、さらに家の中はいつもキレイで快適です。

家事がラクだと時間に余裕ができ、家族団らんやさまざまな楽しみも増える。

家族とのコミュニケーションを深める機会も増える

家事が軽減されることで時間に余裕ができると、家族の団らん時間が増えます。ゆとりの時間にはリビングに家族が集まり、自然と会話が生まれてコミュニケーションを取れるようになるでしょう。
また、室内のレイアウトや収納の仕方、家の中の家電製品の使い勝手などを話し合う時間が持て、家族それぞれの快適空間をつくるためのコミュニケーションや、リビングでの映画鑑賞など、今までは家事に追われて加わることの少なかったお母さんも一緒に楽しめるようになります。

掃除がしやすいと“キレイの連鎖”で常に清潔。家族も健やかに

家事の中でも体力と時間の負担が大きいのが掃除です。最近は、手軽に汚れの落ちる洗剤なども多く販売されていますが、なんといっても汚れにくい、汚さない環境が掃除の負担を軽減する最大のポイントです。
例えば、
1.適材適所の収納を充実させて余計なものを隠す、
2.バスルームにはこすり洗いが不要な洗浄ノズルや、防カビ効果のある床・壁を採用、
3.自己洗浄機能のあるトイレで掃除の回数を減らす、
4.IHクッキングヒーターでレンジ周りの掃除を手間なく行う――
というように、機能性がアップした設備の採用で、汚れにくい環境が整備されます。
人間は普段からキレイになっているところは、そのままのキレイさを保持しようと思うものです。無意識に汚さないという行動になり、いつも快適でキレイな状態が保てます。その結果、掃除も簡単ですみ、レンジまわりのようにこれまでは気が重かった部分の掃除も苦にならず、手際よくできるので常に清潔な状態が保てます。また、生活空間が常に清潔ならば、家族も健やかに暮らせます。

スキマがないシンクなら、お掃除の手間が軽減。

汚れやすいレンジフードも、表面を特殊コーティングしたものや、中のファンがワンタッチで外せるタイプなら安心。

2家事に追われずに効率よく“時間を節約”

時間も体力も“省エネ”したい人は、効率よく家事をすることを心がけましょう。
効率よく家事をするためには、家事動線をスムーズにすることが最重要です。使用頻度の高い場所は特に、動線とそれに合った収納、家具などの配置を考えれば、家事のために時間と体力をあまり使わなくてすむため、効率の悪さによるイライラも解消できます。

“家事動線”をスムーズにする配置の工夫

日常生活の中で主婦が多くの時間を費やすキッチンでは、居心地のよさとともに、効率よく家事をするためのレイアウトを心がけます。
例えば、高いところに手を伸ばしたり、屈んで作業したりすることも多いキッチンまわりでは、思った以上に体に負担がかかるものです。そこで、目線の高さから手元までの手が届きやすい範囲に日常的に使用するものを収納できるゾーンをつくります。
また、調理をしながら家族やお客さんに振舞うことができる対面キッチンも、対面から手元が隠れるように配慮されているものを選べば、洗い物をしながら調理も進められて効率的です。
快適な動線に加えて、作業スペースにゆとりをもたせることも大切です。例えば、夫婦や親子で調理を楽しむことが多いという家庭を例に実際の調理から後片付けまでをシミュレーションしてみましょう。
調理の作業台は腰に無理な負担のかからないよう、身長に合った高さに設定、シンクの横には広々とした作業スペース、シンクとコンロの配列も動きやすいように利き手や作業動線に合わせて設定します。シンクの横にテーブルを設置すれば、時間のかかる下準備などは座りながらすることも可能です。調理が終了し、盛り付けはシンクの下にある引き出しから食器を取り出しテーブルへ。食後の後片付けもシンクとテーブルが近いことで食器の持ち運びもラクになります。
シンクまわりはもちろん、通路になるスペースや収納の位置、テーブルの位置なども含め、夫婦、家族の生活体系に合わせたレイアウトを選び、効率のよい動線にすることが大切です。

昇降式収納なら、高いところへの収納もラクに。電動タイプもある。

3つのコンロとシンクが横一列に並び、作業スペースも十分なキッチン。

部屋と部屋の移動や掃除機掛けをラクにする可動間仕切り

部屋の間仕切りに活用される引き戸式の間仕切りでも、家事の「ラク」を演出することができます。必要に応じて部屋を広く使用したり、スペースを仕切ることができる可動間仕切りは誰でもラクに手を添えて、軽い力で開閉できる彫り込み型の取っ手、足元にレールや段差がないなど、安心して使えるものが多く販売されています。こういった条件は、掃除の際にも威力を発揮。ドアよりもラクに開閉でき、掃除の動線をスムーズにします。

部屋間の移動がラクな可動間仕切りなら、掃除機を掛けるときも電源コードの届く範囲までラクに掛けられる。

すっきり整理整頓しやすく散らかりにくい収納術

限られた居住スペースの中で、より多くの収納スペースを確保するには、1つで2役の収納器具が便利です。例えば、フローリング中心の洋間などの一角に置くタイプの畳型の収納は、ボックス型の本体が収納スペースとなり、蓋になる表面が畳になっています。部屋の一角に和のコーナーとして設置すれば、ミニ和室にもなり、イスの役目、収納やインテリアとしての何役をも果たします。
また、さまざまな収納物を、美しく、機能的に収納するための壁面収納もあります。パソコンや大画面テレビは今や暮らしの必需品です。そんな家電を上手に収納し、暮らし方、使い方に合わせて空間に美しくフィットする収納設備を活用すれば、収納物の大きさや重量に合わせたスペースが確保でき、部屋が散らかりにくくなります。

大画面テレビは、壁面収納でスッキリスマートに。

収納スペースの確保でスッキリ片付く。人気の和の畳型の収納なら、部屋のアクセントにもピッタリ。

“手抜きのできる家電”の活用でラクラクキレイに

食後の後片付けも手間を省きたい家事のひとつです。ビルトイン型の食器洗い乾燥機なら、家族の使った山のような食器の片付けに時間をかける必要がなくなります。洗った食器が表に出ることもなく、シンク周りもスッキリ片付きます。
熱に弱い樹脂製の食器も低温のミストで洗浄するなど、食器を傷つけずに清潔に洗浄できる食器洗い乾燥機もあります。電気代を軽減する深夜(夜間)電力を使えるように、タイマー設定をしておくことで、就寝中に洗浄してくれます。60〜70℃という高温で洗浄するため、実は手洗いよりもキレイに油汚れを落とします。また、手洗いよりも少ない水で汚れを落とすことができます。

家電の中でもこまめなお手入れで機能性がアップするエアコン。汚れたままのフィルターを使っていては、環境にも健康にも悪影響を及ぼします。自動掃除機能搭載のエアコンなら、除菌効果と強い集塵性能でホコリなどの空気抵抗を減らし、エアコン内部の汚れも防いで長期にわたりお手入れ不要です。
こういった機能を搭載した家電製品を活用することで、家事負担が軽減される上に、自分で掃除するよりもキレイになるといったものも多くあります。何もしなくても今までよりもキレイになるなら、大いに活用したい家電製品です。

自動でフィルター清掃してくれるお掃除ロボット付きならお手入れもラク。

ビルトイン型で奥まで引き出せる食器洗い乾燥機なら、大容量で大皿やまな板もラクにセットできる。

3疲れ知らずでラクラク家事をこなす便利機能

家事は毎日のことだから、ラクラクとこなしたいものです。家事の中でもかなり長い時間を過ごすキッチンでは、立ち作業が多く、無意識のうちに大きな疲労を伴います。注目を集めているのがキッチン用スツール。“座って作業をする”ことも可能なキッチンなども登場しています。キッチンでの疲労などの不満を取り除く設備を取り入れることで、家事もはかどり負担を無くすことが可能になります。

座ったまま使えるキッチンで調理もラクに

立ち作業や細々とした動きの多いキッチンでは、人の行動に合わせ、作業効率のよい空間が必要です。そこで、キッチンで家事をする際に立っても座ってもラクに動けて疲れにくいキッチンが理想的です。
立ち作業の多いキッチンでは、無意識のうちに大きな疲労を伴うものです。疲れたら腰を掛けて休むというこれまでになかった発想もおススメです。普段は収納として活用できるワゴンをシンクの下に設置、疲れた時や下ごしらえの時にワゴンを引き出せばイスに早代わりというキッチンでは、座りながら炊事の準備などの作業ができます。
座ったままでも給水・止水ができるように蛇口の先端に開閉ハンドルが取り付けられているタイプなら、水道の操作も座ったままでラクラク、疲れ知らずではかどります。

重労働の家事。調理も下ごしらえなど座りながらの作業でラクに。

雨の日も洗濯物をためずに“スッキリ”をサポート

現在の住宅事情や共働き、花粉対策などにより部屋干しのニーズが高まっています。部屋干しの問題点は、決められたスペースしかない家の中では室内干しなどを置く場所がない、来客などがあったらみっともないというデメリットもあります。
そんな時に活躍するのが、天井や壁に取り付けるタイプの折りたたみ式干し竿です。使わない時は天井や壁にスッキリと折りたたんだ状態にし、洗濯物を干す時だけ竿を下ろします。洗濯物の量に合わせて竿を1本または2本と調節し、最大5本までとりつけられるタイプもあり、大量の洗濯物も一気に片付きます。雨の降りそうな日や帰宅が遅くなりそうな時は、あらかじめ室内干しにしておくことで、取り込むための時間も省くことができます。
部屋干し専用に開発された乾燥用ファンも販売されています。折りたたみ式干し竿と組み合わせれば、いっそう便利です。

昇降タイプの室内干しなら、使わない時もスマートに天井部に収納。

温風を使わないので消費電力も抑えられる部屋干しファン。梅雨の時期や花粉の多い日も気にせず洗濯ができます。

4お手入れが簡単で汚れにくい設備

汚れにくければ掃除の手間も省けます。同じ設備機器なら、汚れにくく、お手入れが簡単なものを選ぶのがポイントです。汚れは日々の積み重ね。お手入れが面倒なものはつい後回しになり、結果的に家事の負担を増やすことになります。シンプルで簡単なお手入れで毎日を快適に過ごせる準備は、お手入れの簡単な設備からです。

汚れにくくお手入れしやすいIHクッキングヒーター

IHクッキングヒーターの魅力は安全性はもとより、なんといってもお手入れの簡単さです。
レンジまわりには油がこびりつき、壁には油ハネが目立ってしまうといったお掃除のわずらわしさが一気に解消。凹凸がないので吹きこぼれてもサッと拭くだけ、上昇気流が少ないため、油煙や飛び散りも少なく、壁やレンジフードがべたべたすることも軽減されます。汚れが少ないことから、レンジフードもIHクッキングヒーター専用のスマートなタイプのものもあり、アイランドキッチンなどにも最適です。
グリルは焼き網と受け皿がなく洗いやすく、庫内が奥まで拭き掃除しやすいタイプのものが登場。お掃除がラクになっています。

お手入れが簡単でラクなIHクッキングヒーター。油煙などが少なく、壁や換気扇も汚れにくい。

汚れがつきにくい素材のバス

お風呂掃除も体力のいる家事労働のひとつです。1日の疲れをとり、リフレッシュをするバスタイムは常に清潔なバスルームで過ごしたいもの。そんな時に便利なのがカビ予防に欠かせない換気と乾燥ができるバス換気乾燥機です。使用後の水滴や湿気を排出し、カビの発生やいやなニオイを防止します。

バスタブも汚れにくい表面加工をしたものなら、お手入れの手間も軽減されます。洗浄液の入った泡がノズルから噴き出すような設備もあります。床材も、スポンジで軽くこするだけで汚れが落とせる素材のものは、キレイな状態が長続きします。

汚れがつきにくい素材の浴槽。

イオン放出でカビが発生しにくい環境を作る換気扇なら、カラッと清潔なバスルームに。

掃除の手間を省く、流すたびに自動で泡洗浄するトイレ

主婦が嫌いな家事ナンバーワンがトイレ掃除だと言われています。そのトイレ掃除をしたくないという悩みを解決したのが、流すたびに自動で掃除をするトイレです。
トイレの汚れの原因は水アカ。その水アカのつきにくい素材を使い、渦巻状の水流で少量の水を効果的に流し、汚れを落とします。 さらに、市販の台所用洗剤を洗剤タンクに設置しておくため、流れてくる水は常に洗剤の泡を含んでいます。今までは流すだけの水も、隅々までお掃除しながら流してくれるという優れもの。これでトイレ掃除の回数が減りします。

洗剤入りの泡と渦巻状の水流で、汚れをキレイに流すトイレ。素材も水垢が付きにくいものでできている。

水アカがつきにくく落としやすい洗面ボウル

洗面化粧台は、毎日使うから、きれいにしておきたい場所。汚れがつきにくい素材の洗面ボウルなら、汚れても掃除が簡単です。また、水はねがしにくい水栓は、水滴がまわりに飛び散りにくいので、掃除の手間がぐんと軽減します。

汚れがたまりにくい継ぎ目がない洗面ボウル。

掃除の手間が軽減。虫が寄りにくい照明器具

見落としがちな掃除ポイントが照明器具です。台にのぼり、蛍光灯の交換をしたり、掃除をしたりすることは高齢になると危険もともないます。虫が好む光の波長をカットして虫が寄りにくい加工をした照明器具なら、照明カバーの中に虫が入りにくくなるので、お掃除の回数が減らせます。

虫が寄りにくい加工をした照明なら、掃除の手間が軽減します。