住宅リフォームのヒント集

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2018/12/27

リフォームで設備・家電を新しくするなら、省エネ性をチェックしよう

リフォームにあわせて、設備や家電を新しくしたい!という場合は、デザインだけでなく省エネ性も考慮して選びましょう。光熱費を削減できるだけでなく、快適性も向上します。設備や機器の上手な選び方と使い方を紹介します。

省エネ製品の見分け方

●「統一省エネルギーラベル」で的確に判断

最新の設備や家電は、10年前に比べると省エネになっていて、光熱費が安くなるって聞くけど、どうやって調べればいいの…?
エアコン、電気冷蔵庫、冷凍庫、テレビ、電気便座、照明器具については、店頭に並べられている商品に「統一省エネルギーラベル」が表示されています。省エネ性能が高いものを星の数で表示したり、1年間使用した場合の目安の電気料金などが表示されているので、購入の際は、ラベルを確認、比較して選びましょう。
今は省エネ型製品の情報が検索できるサイトも登場し、毎日更新されているので、活用してもいいですね。

リビングの省エネ

●「エアコン」は省エネ性だけでなく快適性も向上

エアコンは、早くから省エネ化が進んでいるので、10年前と今のエアコンでは消費電力量にそれほど大きな差はありませんが、それでも毎年削減されています。10年前のエアコンを使っている場合には、買い替えすることで年間の電気代が4,698円おトクになります。
また、省エネ性だけでなく、空気清浄機能で、部屋の空気を自動でキレイに保ったり、人の居場所や日当たり、家具の配置などをセンサーが解析して効果的に運転するなど、快適性も向上しています。さらにフィルターについたホコリは自動でお掃除するから、ムダな消費電力をカットします。

  • ※出典:省エネ性能カタログ(2017年冬)
    エアコン2.8kw(8~12 畳)の場合。2007年と2016年の比較。年間電気料金は、冷房期間 3.6か月、暖房期間 5.5か月で1日18時間使用した場合の目安電気料金です。

●照明はLEDへの買い替えがオススメ

照明器具を買い替えるなら、LEDを使ったものがおすすめです。調光や調色機能がついたものなら、電気代が削減できるほか、明るさや色を変えて、「食事のあかり」「くつろぎのあかり」など、シーンにあわせて効果的な照明演出が可能です。
照明器具を買い替えない場合にも、電球を変えるだけで省エネが実現します。たとえば、白熱電球を使っていたら、電球型蛍光ランプや電球型LEDランプにすることで電気代が年間2,410円(※1)もおトクになります。さらに長期交換不要なので取り替えの手間も削減できます。初期コストが高いと思われがちですが、約9か月、1500時間でコストが逆転(※2)します。

  • ※1 出典:省エネ性能カタログ(2017年冬)
    年間電気料金は、1 日 5.5 時間点灯した場合の目安電気料金
  • ※2 出典:省エネ性能カタログ(2017年冬)
    電気料金 27 円/kWh
    消費電力 白熱電球 54W、 電球形LEDランプ 9W
    購入価格例 白熱電球 100円、 電球形LEDランプ 2,000円として計算したもの

キッチンの省エネ

●「食器洗い乾燥機」は、水道料金とトータルで考えておトクに

システムキッチンを入れ替えるときに検討したいのが食器洗い乾燥機。家事の時間を短縮するだけでなく、手洗いよりもキレイになり、水道代を削減できるメリットも。電気料金がかかりますが 水道料金とトータルで考えると 1年間で大きな省エネに。ビルトインタイプなら、キッチンにスッキリ収まります。

●「冷蔵庫」は、10年前に比べて年間の電気消費量が大幅に減少

冷蔵庫は365日24時間使っているので、家庭の消費電力量の多くを占めています。10年前のものに比べ、年間消費電力量は大幅に減少していて、買い替えると年間で5,697円おトクになります。
省エネ性の向上はもちろん、左右開きのフレンチドアタイプや、奥のモノまで取り出しやすい引き出し、生鮮食品の鮮度が長持ちする工夫や、脱臭・除菌ができるものなど便利な機能が搭載されているので、使い勝手が向上します。
冷蔵庫は、モノを詰め込みすぎないこともポイントです。容量が大きいからと言って年間消費電力が必ず大きくなるわけではないので、家族人数、ライフスタイル、設置スペースにあわせて最適なものを選びたいですね。

  • ※出典:省エネ性能カタログ(2017年冬)
    電気冷蔵庫 401~450Lの場合。2007年と2016年の比較。 2007 年の値は 旧 JIS(JIS C 9801:2006)測定値

●「IHクッキングヒーター」は、夏の冷房ロスも含めて考える

IHクッキングヒーターは、ほかの熱源と比較すると熱効率がよく、省エネ性能が高くなります。また、まわりに放熱する熱が少ないので、夏は冷房のロスが防げるメリットもあります。

バスルームの省エネ

●「給湯器」も省エネ化が進む。リフォームの際、取り替えも検討

バスルームをリフォームする時には、給湯器の取り替えも検討しましょう。給湯器も省エネ化が進んでおり、10年以上使っている場合は、買い替えで光熱費を下げることができます。給湯器は電気とガスのものがあります。たとえば電気でお湯を沸かす「エコキュート」は、大気の熱を利用して効率よくお湯を沸かすから、光熱費を節約できます。

●「断熱浴槽」で保温。冷めにくいから追い焚き回数を減らせる

給湯器のほか、使い方を工夫するだけでも省エネになります。できるだけ間隔をあけずに入る、シャワーを不必要に出しっぱなしにしないなどに気を付けるだけでも省エネになります。
パナソニックのシステムバスルーム「リフォムス」なら、帰宅時間がずれてしまう…という場合でも、浴室まるごと断熱し、あたためた熱を逃がしにくくなっています。浴槽も断熱材で包んで、高い保温効果を発揮するから、時間が経ってもお湯が冷めにくく、追い焚きの回数を減らして光熱費を削減できます。

トイレの省エネ

●高い省エネ技術で消費電力や使用水量を大幅にカット

トイレの温水洗浄便座には、瞬間式と貯湯式があり、使う時だけあたためる瞬間式の方が省エネです。温水洗浄便座や洗浄水の温度を低めにしたり、使わないときは便ふたを閉めるなど、使い方に気を付けるだけでも節電になります。 最新のトイレは、便ふたを自動開閉したり、少ない水で流せるなど、手間をかけずに節電・節水できるように工夫されています。

家全体で省エネ

●HEMSで家全体のトータルな省エネを考える

設備や機器を新しくすることで省エネになるのはもちろん、使い方の工夫でも省エネになります。エアコンの設定温度に気を付けたり、照明をこまめに消すのはわかるけど、面倒臭い…と思うかもしれません。
ホーム エネルギー マネジメント システム(HEMS)は、太陽光発電や蓄電池の電気を創って貯める機器と、エアコンや給湯器、照明などのエネルギーを消費する機器を一括管理、住まい全体のエネルギー使用を管理し、効率よく使う手助けをしてくれます。
照明を一括で消灯したり、エアコンの消し忘れを通知、電気の使い過ぎを自動で制御するなど、さまざまな快適機能で、暮らしを便利にしながら省エネをサポートしてくれます。大掛かりな工事が必要になりますが、リフォームでも対応可能です。

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