住宅リフォームのヒント集

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2023/07/20

買取期間終了後にますます重要に。太陽光発電の上手な活用法

太陽光発電の余剰電力買取制度(FIT制度)の買取期間が終了したら、太陽光発電はどのように活用するのがいいのでしょうか?また、これから購入を検討している方にも参考にしていただける方法をご紹介します。

太陽光発電の余剰電力買取が終了したら?

「太陽光発電の余剰電力買取制度(FIT制度)」が始まった2009年に制度の適応を受けた住宅用の太陽光発電システム(10kW未満)は、2019年に買取期間が終了しました。現在、余剰電力を売電されている方や、これから設置を検討されている方にとって、気になる話題かもしれません。

買取期間終了後も余剰電力を買い取りする会社は電力会社以外にもあるので、売電は可能ですが価格は安くなってしまいます。
国内の電気料金が値上がりしていることから、売るよりも太陽光発電を上手に自宅で使う「自家消費」がポイントになりそうです。

電気の「自家消費」ができるZEHにリフォーム

電気の「自家消費」で代表的なものが、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)です。家庭で使われる1年間の電気やガスのエネルギーより、太陽光発電システムなどによって創るエネルギーの方が多い、または、同じになる住宅のことです。
新築だけでなく、リフォームでもZEHにすることができます。住まいの断熱性能を上げて、家庭で消費するエネルギーを削減するほか、省エネ性の高い設備やエネルギーを創る設備を取り入れることで、家庭で年間に使う消費量の収支がゼロ以下になることをめざします。さらに、蓄電システムを設置することで、電力を有効活用することができます。

太陽光発電に蓄電池を後付けできる「創蓄連携システム」

ZEHにリフォームするには大掛かりな工事が必要ですが、太陽光発電システムが設置されていれば、つくった電気をためる蓄電池ユニットとパワーステーション(つくった直流電気を、家庭で使える交流電気に変える装置)を後付けして、「創蓄連携システム」として使う方法もあります。
「創蓄連携システム」なら、発電量が落ちる雨の日や夜間にも、蓄電池の電気を使うことができます。

最近は、台風や雷、大雨などの自然災害による停電も気になります。停電時、太陽が出ている日中であれば、太陽光発電システムで作った電気を使うことができますが、夜間の停電時には使うことができません。
「創蓄連携システムS+」なら、AiSEG2と連携することで、大雨や暴風などの警報が発せられると停電に備え蓄電池に充電を開始します。急な天候不良でも蓄電池の残量を気にすることなく、安心して過ごすことができます。

  • ※後付けする場合、設置方法により追加する設備が変わります。詳しくは、電気工事会社、リフォーム会社などにご確認ください。

太陽光発電の余剰電力でお湯を沸かす

蓄電池以外にも太陽光発電でつくった電気を有効活用する方法があります。大気の熱を利用してお湯を沸かすエコキュートは、昼間、太陽光でつくった電気でお湯を沸かし、貯めておけば、夜間、電気を使わずにお湯を使うことができます。

つくった電気を電気自動車にも蓄えて使えるV2H

V2Hがあれば、日中、太陽光発電でつくった電気を蓄電池や電気自動車(EV)、プラグインハイブリット自動車(PHV)にためて家庭で使うことができます。
通常、EVに蓄えた電気は走行に使えても家庭で使うことができませんが、V2Hがあれば家庭用に使うことができます。

夜間は蓄電池やEVに蓄えた電気を使い、買う電気を減らすことができます。さらに、停電が長引いた場合にも普段通りに近い生活を送ることができます。

  • ※V2Hとは、Vehicle(車) to Home(家)の略。電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)に搭載されているバッテリーで蓄えた電力を家庭で使用するシステムの総称

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