キュビオス:
開発者インタビュー01

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開発者インタビュー 誰もが自由に収納をプランできる。その楽しさや満足感をお届けしたい

日本の壁面収納の先駆けとして2003年に発売されたシステム収納「キュビオス」。
その発想の原点やこだわりの技術について、開発者である山崎氏に聞きました。

「日本のリビングもすっきりさせたい」

「リビングがモノであふれ、ゴチャゴチャして片付かない」という不満は、住まいの意識調査で常に上位にあげられる内容です。一方、欧米には古くからシステム収納があり、壁面に作りつけて整理する収納家具の実績がありました。

「このシステムを導入してリビングを一気にすっきりさせよう!」と考えたのが、キュビオス開発の原点です。しかし、設計ルールや部材品種が複雑なことが開発の障壁に。ちょうどその頃、ドイツに出張に行く機会があり、システム家具に使う家具金物を実際に見たことが大きな刺激となったのです。

現在もキュビオスのさらなる進化に取り組む山崎氏(左)と瀬戸氏(右)。

「32の倍数ですべてを組み立てよう」

現地の家具展示会では、サイズの規格化など合理性を追求したシステム収納が圧巻でした。そして、その家具金物の多くが32㎜ピッチであることを知ったとき、「32という数字がポイントになる!」と閃いたんです。

32㎜を10倍にすれば、320㎜。棚板の厚みを20mmとすると、内寸300mmにA4サイズ(297㎜)の書類がすっぽりと納まります。これを1つのユニットとして7段積み重ねると約2300mmとなり、日本の多数を占める2400㎜の天井にスッキリ納まります。32㎜の倍数のグリッドに「扉」や「引き出し」を自由に取り付ければ、無限とも言えるデザインイメージが生み出せることが分かりました。

32㎜を基準にしたユニットを7段積み重ねると、日本の天井高に。

家具にはできない薄さ30㎝というポジショニング

壁面いっぱいに設置しても圧迫感を感じさせないためには、奥行きを薄くする必要がありました。一方、通常の家具は転倒を防ぐため奥行き40㎝や45㎝が主流です。そこで、リビングにあるモノのサイズを再検証してみると、CDやDVD、ゲーム機など、30㎝に満たないものがほとんどでした。

様々なモノのサイズに対応でき、使い勝手のよい寸法として奥行きを30㎝と薄くし、新築やリフォームでの設置を前提に壁面にねじで固定することに。こうして、壁面いっぱい天井まで設置してもフラットな面が壁と一体となって空間に馴染み、大容量の収納を実現する画期的なシステム収納が完成しました。

壁面と一体化して圧迫感なく空間に馴染むキュビオスのプラン例。

誰もが自由にプランできるシステムへ

32㎜の倍数というシンプルなルールで自由な組み合わせを実現できることから、ネーミングは「キュビオス」(Cubic Interior Original System)に決定。キュービックを積み上げるように感覚的な操作でプランがつくれるソフトも開発し、一般のお客様がホームページからダウンロードできるようにしました。

一人ひとりの想いや人生を映す収納物は、家族によって千差万別。だからこそ自分に合った収納を自分で自由にプランし、実現する楽しさや充実感は格別のものでしょう。発売以来8年を経た今でも、「こんな収納ができました」と毎月たくさんの写真が届いています。

キュービックを7段積み上げたマークをモチーフにした初版カタログ。

誰もが自由にプランできるシステムへ


  • 発売当初のプランニングソフト
    画面を見れば感覚的に操作できるソフトは、初めて操作しても分かりやすく、「ここに扉をつけて」「色はこっちがいいですね」と会話も弾み大好評でした。


  • 現在のプランニングソフト
    4ステップでプランできる「かんたん・ナビ」や上級者向けフリープランなど機能も充実。「アイズハウズプラン」から「キュビオス」を選んでプランできます。

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