エイサポ活用事例

使って分かった!
ケアマネ&相談員が語る
「エイサポ」の魅力と活用法

使って分かった!
ケアマネ&相談員が語る「エイサポ」の魅力と活用法(第2回)

使って分かった!ケアマネ&相談員が語る「エイサポ」の魅力と活用法(第2回)

パナソニック エイジフリー株式会社が運営する「エイサポ」は、福祉用具専門相談員(以下、相談員)の日々の業務を支えるため、さまざまなコンテンツを提供しているお役立ちサイト。ユーザーの皆さんは、エイサポのどこにメリットを感じ、どう使いこなしているのでしょうか。今回は、日ごろからエイサポを活用している相談員の土屋覚さん、そして土屋さんと仕事上で深い関わりがあるケアマネジャーの鈴木基則さんに話を伺いました。
※ケアマネジャーの約半数が会員登録している情報サイト「ケアマネジメント・オンライン」会員

福祉用具専門相談員・土屋さんの体験談

私がエイサポで一番よくチェックするコンテンツは「設置・導入事例集」。利用者さんやご家族に福祉用具のことを口頭で説明しても、なかなかイメージしてもらうのが難しいものです。この事例集には写真が多数掲載されていて、どんな形状の福祉用具がどう設置されるのか、日常でどう使用するのかといったことが一目で分かり、説明資料としてもってこい。これは1~2枚しか写真が載っていない一般的なカタログなどではなし得ないことです。

つい先日、転倒で入院されていた80代男性の在宅復帰の際、玄関ポーチから門扉にかけて両手すりの「スムーディらくらくダブル」の設置を提案したのですが、このときも事例集が役立ってくれました。大きめの福祉用具ということもあり、当初は本人も奥様も不安そうでしたが、複数の写真を見せながら説明したことで「なるほど、こうなるのか!」と納得いただけた様子。その後の導入もスムーズに進みました。

エイサポの魅力 その1
「設置・導入事例集」を見せれば、利用者さんやご家族も一目で福祉用具をイメージしやすい!

商品紹介チラシ」も、かなりの種類がそろっていて気に入っています。パワーポイントファイル形式でダウンロード可能なため、それを編集して「お取り扱い店」の部分に自社情報を入れたり、「価格」を自社でのレンタル価格・販売価格に書き換えたりもできます。一見地味ですが、何枚もの印刷物に手書きやスタンプで情報を加えたり、シールなどを貼ったりするのは大変なので、意外と助かるポイントです。以前は自前でゼロから資料を作ることも多かったのですが、かなりの手間と時間がかかりました。このチラシを活用するだけでも、大幅な業務効率化になるのではないでしょうか。

チラシの中身についても、単なる商品紹介にとどまらない魅力があります。製品の選び方や使い方、お手入れのポイントといった+αの情報がたくさん盛り込まれているからです。新製品の紹介だけに偏らない多角的な情報提供が可能になり、ケアマネジャーからの信頼も厚くなったと実感しています。

エイサポの魅力 その2
業務効率化と営業力アップにつながる「商品紹介チラシ」を最大限に活用!

また、「レンタルモニタリングチェックシート」には、詳細にわたる点検時のチェックリストが掲載されていて驚きました。特に入職1年未満くらいの新人教育に有用な印象で、製品ごとの「どんなポイントを確認すべきか」を端的に伝えるのにぴったりではないでしょうか。このシートを用いて点検すれば大きな間違いは起こらないでしょうし、できるだけ細やかに点検する姿勢が身に付くと思います。「蓄光シールはめくれていませんか?」など、私自身も日ごろ目が届きにくいポイントが記載されていて、なるほどと思わされる部分があります。ベテラン相談員も新人相談員も、ぜひ一度チェックしてみてはいかがでしょうか。

エイサポの魅力 その3
細やかな点検ポイントが記載された「レンタルモニタリングチェックシート」は、特に新人教育にお勧め!

ケアマネジャー・鈴木さんからのコメント

土屋さんとのお付き合いは10年以上になります。対応スピードが速いだけでなく、真の必要性を見極めた上での福祉用具の選定、適切な価格判断、利用者さんやご家族の不安に寄り添う姿勢、行政のローカルルールへの深い理解など、信頼できるポイントは数えきれません。

ケアマネジャーと相談員は同時に現場へ入るとは限らないため、日ごろからお互いの情報共有と連携を重視しています。例えば、私が現場にいて福祉用具について尋ねたいとき、設置場所などの写真をメッセンジャーアプリで土屋さんに送信し、電話でやり取りを行います。そして、エイサポの事例集やチラシなどのコンテンツを適宜共有してもらいながら検討を進めます。この方法だと、利用者さんも同時にご確認いただけるため助かりますね。

福祉用具の手配は「スピード勝負」なことが多いため、迅速に話を進められることには大きな価値があると思います。より適切な福祉用具の選定や搬入日の相談はもちろん、住宅改修するケースでもおおよその負担金額や工期をその場で確認しやすくなりました。また、レンタルモニタリングチェックシートを活用して気になる点を具体的に確認し合うことで、危険防止にもつなげることができています。

福祉用具事業者は、介護業界の中でも企業としての性質を持つところが多く、だからこそ求められるバランス感覚のようなものがあると感じています。「その人がその人らしく暮らす」を実現するため、安全に末永く生活の利便性を高める――。この使命を果たすためには、価格競争に走ったり、利用者に求められるままに過剰な導入をしたりすることは避けなければなりません。介護保険制度を維持し続けるという観点からも、適正使用に努める責務があるでしょう。そうした意味でも、さまざまな視点からコンテンツを提供し、新たな価値を生み出そうとするエイサポの取り組みは高く評価できるもので、今後の展開にも期待しています。

ケアマネが見たエイサポの魅力
エイサポのコンテンツを共有することで、スピード感ある協業が可能に!

取材にご協力いただいたケアマネ・相談員

  • 鈴木基則さん

    鈴木基則さん

    埼玉県越谷市を中心に、困難事例に強いケアマネジャーとして幅広く活動。

  • 土屋覚さん

    土屋覚さん

    埼玉県川口市の株式会社日本ケアーシステムにて、福祉用具専門相談員として勤務。